バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

骨折よりも妄想の悪化が心配!

2017年03月22日 20時04分11秒 | バス運転士
今日は、事前に上司にお願い(そして運転士さんにお願い)して、ウチの営業所で“最も出勤時間が遅い勤務”に変えてもらい、午前中に母を連れて施設と病院を往復した。骨折箇所の方は悪化しておらず、特に問題なかったのだが… 骨折以外で少し気になることがあった。

私が施設へ迎えに行った時… 「さぁ、行くよ」と声をかけたら、ニコッと笑って立ち上がったまでは良かったが、「ちょっと寒いから上着を着て行こう」と言ったところ… 急に怖い顔になって「もう、みんなが来ちゃったで、早よ行こ!」と言ったのである。

私が「???」と固まっていると、母はもう一度「みんなが着ちゃったで! もう上着がないで!」と言ったのである。そのイントネーションの違いに、私は「ん? “来ちゃった”じゃなくて“着ちゃった”とな… しかも上着がない=“盗られた”というのか!? こういう悪い妄想は、今までなかったんだけど… やっぱり少しずつ悪化しているのかなぁ…」と思った。

そこで、母の手を引いて部屋へ連れて行き、上着を着せたところで笑顔が戻り、それから病院で診察を受けて戻ってくるまでは… 「お母さん、手が冷たいねぇ〜」「私、体温が低いもん」「低いって何度くらい?」「17度!」「お母さん、そりゃ死んどるわ。ひょっとして化けて出てきたの?」「ハハハ…」というような“ボケた会話”を楽しんでいた。

しかし、私が仕事へ行くために施設を出ようとした時には、再び怖い顔をしてソファーに座っていたので、「あ、また怖い顔になっとる」と小声で呟いたら、施設のスタッフが「でも、お声掛けをすると、ニコニコとお話しして下さるので大丈夫ですよ」と言ったので、ちょっと安心したのだが… 今後、妄想が悪化して他の入所者に危害を加えるようになったら、“退所”という可能性も… ま、その時は“なるようになる!”だな。ハハハ…