現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

被爆の恨みを捨てて超能力を得る

2007-08-06 21:06:57 | Weblog
広島の平和記念式典で、小学校6年山崎菜緒さんの「平和への誓い」。

 自分の受けた苦しみを他人にぶつけても、何も生まれない。憎しみや
 悲しみの連鎖を、自分のところで断ち切る強さと優しさが必要、と。
 

実践倫理宏正会の創始者上廣哲彦師も「アメリカを恨まず」与えられた
試練をあるがままに受け入れて、より良く生きる道を説かれた。

「ツキを呼ぶ100の法則」に「恨みや怒りを捨てると、天からご褒美を
いただける」と、その通りに、上廣哲彦師は超能力を授かったようだ。

自身、重い原爆症から奇跡の生還をしただけでなく、手足、目、耳の
障害を持つ人に、手を触れるだけでその障害を治したという。
しかし、やがて「病を治すのは自分自身。他人の力に頼るのではなく、
心の清めで病も治る」と、正しい倫理の道に沿って生きることを説いた。

真如苑の開祖伊藤真乗師もそうだ。仏に仕える道に立ったとたん、
二人の子どもを病で亡くす。神仏を恨み呪うところであるが、その悲しみ、
そして投獄されるという法難にも耐え、厳しい修行の結果、多くの人の
障害を治す力を得たという。車椅子で来た人が帰りは歩いて帰った、目が
見えなかったのが見えるようになった、そのような話は数多い。しかし、
それが目的で入信することはきつく戒められている。ご利益を当てにする
信仰はダメで、あくまで心の修行をした結果と、とらえなければならない。

心のありようで病も治る、家庭の愛和、和合で人生のさまざまな問題も
無事、平常心で乗り越えられる。というのが、両者に共通する学びだ。