現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

「クレヨンしんちゃん」的ギャグ

2012-01-19 20:41:16 | 虚無僧日記
私の本名は「伸一郎」。背も高かったので
「エンピツ しんちゃん」ともあだ名されていた。
武道が好きで、居合刀が数本、部屋にある。
そして、虚無僧道具のひとつ「印籠」もあるのだ。

そこで考えたギャグ
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「ボクは、エンピツしんちゃん だぞォォ」

「こらッ しんのすけ! また 鍵 かけ忘れてる。
 ドロボーに はいられたら どうすんの!」

「平気だぁい、ボク、木刀(ぼくとう)で、やっつけてやる」

「そんなの カンタンに取り上げられて、逆に
 やられちゃうわよ」

「そしたら これがあるもん」

「??」

(おしりを出して)

「この紋所が 目にはいらぬか! 見てこうもん」

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けつれい しました。

葬式はいらない? やらない?

2012-01-19 04:35:29 | 虚無僧日記
朝日新聞出版から「悔いなき最期を考えるための週刊朝日MOOK」
『だから死ぬのは怖くない』という本が出たそうな。

そのPRか。黒柳徹子さんが「生と死」について インタビューに
答えている記事が「中日新聞」にも載っていた。

「死ぬのは怖くない。葬式も要らない。香典なんかは
○○基金に寄付してくれればいい」というような話だった。

この「朝日新聞出版」が「終活」という新造語を流行らした
ようだ。「死」を考えることは、それまでの「生き様」を
考えることと、私も思う。

行きつけのガソリンスタンドで見つけたポスターの標語にも
「人の死に会うことは、自分の生き方を考える“縁”」と。


「平安会館」から「事前相談に応じます」との案内がきた。
「会員」になって 早10年。月々2,000円で 24万円 貯まった。
これで「最低ランク」の祭壇が無料になるとのこと。

「祭壇なんていらない」というと 担当者は困惑した顔。
「遺影写真もいらない」。「遺族が あとで処分に困る」
という話を聞いた。

「お坊さんの読経もいらない」。私は「普化宗」だ。
一路会の会員が尺八を吹いて それで終わり。

もう 営業マンは「・・・・」、無言。

さてさて、わが一路会会員で私より若い人は二人だけ。
こりゃダメだ。若い弟子を育てなければ、死ぬに
死ねない。「死」考えることは、これから先10年の
生き様を考えることだ。


悼ましい死

2012-01-19 04:34:18 | 虚無僧日記
私の父の葬式は、久々に顔を合わせた親戚の方々、
従兄弟たち(父の甥、姪)と、なつかしい昔話に
華が咲き、ワイワイ、キャッキャッ、賑やかだった。

隣りでは、子供が亡くなったらしく、みな涙に
くれて、しめやかに葬儀が行われていた。

葬式にも「明るい、暗い」がある。

今日聞いた話は、胸を打つ。あるお寺のご住職の話。
檀家さんの葬儀に伺ったら、その葬儀場で、異様な
空気が漂っていた。マスコミも大勢押しかけている。

ニュースで報道されていた、母親の愛人に虐待され
殺された中学生の葬儀も同会場であるようだった。

ところが、会場の人に聞くと、「通夜も葬儀も
読経も無く、民生葬(火葬場への直葬)」だという。
警察の取調べで母親の姿は無い。中学生の遺体は
霊安室に安置されたままで、狭い部屋には 親戚の
人と中学校の友達が大勢集まっていた。

読経も無く送られるとは、余りにも悼ましい。その
ご住職は、自ら申し出て、葬儀を整え、読経をし、
そして、集まった中学生たちに「悲しんでいるだけでは
いけない。故人の遺志を継いで、いじめや喧嘩の
ない世の中を築いていこう」と 弔いの言葉を述べた
とのこと。

その中学生が「母親思いの優しい子だった」と報道
されていただけに、哀れは一入(ひとしお)。

そのご住職に合掌。