現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

扇の紋

2012-01-26 16:51:47 | 虚無僧日記
我が家の家紋は「五本骨扇に月の輪」。俗に「日の丸扇」
と云われているが、正式には「月の輪」が正しい。

佐賀の武雄市にある「武雄神社」に行ってきた。
その神社の紋は「日の丸扇」だが、骨が九本、
上はギザギサになっていてリアルだ。

厳島神社の宝物館に「現存最古の扇」というのが
陳列されていた。骨は5本だった。「五本骨」が
扇の古い形式なのかもしれない。もっとも「緋扇」
となると、骨の数は多い。

「五本骨扇に月の輪」は武家の紋の最初のもの
と言い伝えられる。それまで武家には「家紋」は
無かった。源氏が「笹リンドウ」、平家は「揚羽蝶」と
されるのは室町時代以降。それまでは、源氏は
「無紋の白旗」、平家は「無紋の赤旗」だった。

源頼朝が奥州藤原氏を攻めた時、下総、常陸を
治める「佐竹」氏が、頼朝の下に馳せ参じた。
「佐竹源氏」は 八幡太郎義家の弟「新羅三郎
義光」を祖とする。甲斐の武田とも同祖。

奥州攻めの時、頼朝から「扇」を賜った。それを
旗指物につけて「佐竹源氏」の象徴としたのが、
武家の家紋の始まりとされる。

佐竹氏は、関が原の後、秋田に移封させられたので、
今は秋田の「竿灯祭り」で「五本骨扇に“日”の丸」
が見られる。

さて、当家がなぜ「佐竹源氏の五本骨扇」なのかは
不明。武家の紋は「表紋」と「裏紋」があり、
当家の「裏紋」は「揚羽蝶」。「表」が源氏、
「裏紋」が平家の紋となっている。

不思議、不思議。

インフルエンザ猛威

2012-01-26 11:59:36 | 虚無僧日記
インフルエンザの患者数が 愛知県がダントツ トップで、
508校が学級閉鎖、休校と、昨年の7倍近くに
上っているとのこと。犯罪件数同様、不名誉なことだ。

かくいう私も「予防接種」を受けたから大丈夫と
タカをくくっていたら、昨日から体調がおかしい。
病気したことの無い私は、ちょっとの不調でも
ショックが大きい。

暖房をいれずに頑張ってきたのは、やはり無理
だったか。「風邪をひくのは精神がたるんでるからだ」
と母親に言われ、育てられてきた。薬剤師の資格を
持つ妻も「風邪を治す薬は無いのだから」と云っていた。

だから、風邪で学校や会社を休んだこともないし、
医者にいったこともない。耳鼻咽喉科の町医者だった
叔父も「寝ていれば治る」と。

最近、「インフルエンザの菌は熱に弱い。風邪を
ひいて熱が出るのは、菌を殺すために、熱をあげて
闘っているのだ」という意見が出てきた。だから、
熱があるからと、薬で下げてはいけないとか。

というわけで、今日一日、部屋の温度を30℃にし、
43℃の風呂にはいって、電気カーペットの上で
汗を流しながら じっとしていたら、治った。






名古屋の治安 ワースト1位

2012-01-26 11:36:36 | 虚無僧日記
犯罪件数では、「大阪府」がトップだが、愛知県が
大阪に肉薄しているとのこと。「自転車盗」や
「ひったくり」は 名古屋市がトップ。犯罪に対しての
「検挙率」も大阪に継いでワースト2位とは、
聞き捨てならない。

「名古屋は治安が悪い」ということだ。事件がある度に、
東京に住む母は「また名古屋?!帰ってらっしゃい」と
心配してくれている。

住んでいると、そんな危険は感じない。「なごやか
名古屋」「愛を知る愛知県」なのだが。はて?


郊外に一軒家を建てたNさん。田んぼの一画の豪邸
だから、裏は田んぼで、人通りも無く、人目にも
つかない。厚いガラスを割られて、ドロボーに
はいられた。広い家なので、何を盗られたか判らない。
ガラスだけでもウン十万円の被害だそうだ。
でも保険で賄えるとのこと。備えあれば憂い無しか。

私は、備えも無し、盗られるモノも無し。保険も無し。
マンションの鍵は開けっ放し、自転車の鍵もつけっ放し
だが、いまだ犯罪に遭っていない。命取られても怖いもの
無し。



1/25 高齢者事業団の会合に

2012-01-26 04:47:25 | 虚無僧日記
1/25 「高齢者○○団の新春会合」で、
「一休と尺八」を演じてきた。会場は
「女性会館」のホール。客席数300席ほど。
年始にあたっての諸連絡の会合に アトラクション
として頼まれたもので、司会の方は、始まる前、
しきりに「私語をやめ、静かに聴くように」と
注意していた。例年、アトラクションは
「刺身のツマ」のようなものなので、仲間同士の
連絡や親睦を深めるおしゃべりの時間なのだろう。 

ところがどっこい、そんな心配はご無用。
虚無僧姿で登場すると、「何ゆえに虚無僧?!」と
ばかり、場内は静まりかえり、30分だが、
皆さん釘付けで聞いてくれた。「虚無僧」は
それだけインパクトがある。さらに、さまざまな
種類の尺八で“洋もの”を吹いたり、体験談で、
関心を惹きつける。

私としては「一休さん」の話なので、もっと
リラックスして笑って欲しいのだが、みなさん
すっごく真面目。司会の方も「こんなに真剣に
聞いてくれたのは初めて」と。

「静」を「動」に、「暗」を「明」に変えるのは
疲れる。ある意味ムダな努力。「明には明で、
暗には暗で(対応)」も「明頭来明頭打」の意。

「静」なら「静」の空気に、こちらが浸って、
「荒城の月」「花嫁人形」「月の砂漠」などの
曲をしっとりと尺八で歌い上げて Goodだった。


1/23 ○○小学校で

2012-01-26 01:29:15 | 虚無僧日記
1/23 ○○小学校の音楽の授業に琴のKさんと。

学校に出入りしている「楽器屋」さんからの紹介。
中学高校に続いて、小学校でも「和楽器の体験」が
必修になったようだ。音楽のサブテキストに「琴、
篠笛、尺八」が載っていて、子供たちの方から、
「ホンモノを聞いてみたい」と提案があったとか。

子供の自主性を大切にする学校方針で、5年6年の
児童を対象に体育館で営まれた。しかも、この日は
「父母の参観日」で、親も一緒。

「5年6年の2学年合同」といっても、生徒数は
1学年1クラス。合計で60人ほど。Kさんの
主導で「箏」の紹介、『六段』などの演奏。
希望者による体験。そして『春の海』。

『春の海』は、やはり曲がいいのか、子供たちの
目も輝く。みな真剣に聞いてくれていると思ったら、
事前にテキストで『春の海』を学習しており、
「波の音、漁師の歌声、かもめの鳴声など聞こえ
ましたか」というような設問があったからと
後で知った。

テキストには「虚無僧」の写真も載っていたので、
事前にわかっていれば、虚無僧用具も用意したのに
ザンネン。またの機会にとなった。