現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

津市分部の本願寺へ

2014-05-03 09:04:16 | 虚無僧日記
津市分部(わけべ)の本願寺。ここは 創建以来尼寺。
現在の庵主(あんじゅ)さんは、一絃琴の「眞道(しんどう)」さん。

出家される前から、尺八伴奏のお仕事をいただいており、
私が今あるのは、この方のおかげ、今も大変お世話に
なってます。

昨日も5/5の演奏の下合わせに 行ってきました。
そして、いつものごとく、檀家さんが用意してくれた
山菜料理や炊き込みご飯を たらふく ごちそうになって
きました。今は、もちろん 筍(たけのこ)がメイン。
“野菜がこんなに、おいしいものとは”と、至福の時です。


食事のさなか、「猪(いのしし)が筍(たけのこ)を皆
食い荒らしてしまう」とか、「猿が畑を荒らしにくるので
困る」という話に。鹿も狸も兎も出るそうな。いったい
ここはどこ?。三重県の県庁所在地「津市内」ですぞ。

津市内とはいっても、田畑や竹林が残る のどかな田園地帯。
猿は数十匹の群れをなしてくるとのこと。

深刻な被害だが、ドラム缶を叩いても、何をしても驚かず、
逃げない。

地元、猟友会の人に駆除を頼んでも、猿は殺せないそうだ。
[鳥獣保護」かと思いきや、猿は鉄砲を向けると「殺さないで」
と、手を合わせるから、かわいそうで殺せないと。

子供を抱えていたり。背に乗せていたり。ボス猿が寺の
鬼瓦の上にまたがって、手をかざして、周囲を見回す
しぐさなどは、実に愛嬌があって面白いと。

「宝くじ」僅差ではずれ、残念

2014-05-03 03:36:38 | 虚無僧日記
「宝くじ」が当たりそうな霊感?が働き、所持金の 2,000円を
全部はたいて、連番で10枚買いました。結果は、わずか
40番違いで、1000万を逃しました。
占いでは、「宝くじ」などで一攫千金を狙う“運”は 私には
無いようで、「地道に努力せよ」と出ます。

「ロト」も「トト」も判らない私。ネットでは「ToToで6億円」
当たったという人が、すでに1,559人もるとか。そんな大金
何に使うんだべ。


毎朝、ラジオ体操をしている「那古野(なごや)神社」の
「願掛け絵馬」に、「ロト6億円、当たりますように」と
いうのがありました。

「宝くじ」の高額当選した人の言葉を見ると「神社に願掛けた」と
いうのが、結構あります。でも、神様に祈っても、当たらな
かった人は、その何百倍もいることでしょう。

「神頼み」をしている人。「神様は願いを聞いてくれる」と
本当に信じている人はいないでしょう。では、なぜ神社に
「願掛け」?。

「那古野神社」では、毎朝、ラジオ体操の後、私が「禊(みそぎ)の祓い」の
祝詞(のりと)をあげ、「三つのお願い事」を唱和します。

 お願い事
 今日一日、健康で暮らせますように お願いします。
 家庭が明るく暮らせますように お願いします。
 交通事故に遭わないように お願いします。

「交通事故に遭わないように・・・」と、お願いしても、メンバーの
中には交通事故に遭った人もいます。病気になった方も。
でも誰も「神様にお願いしたのに」と、不満を口にする人はいません。

結局、「お願い事」というのは、「自分で、そのように努めます」
という「お誓い」なのだと思います。


先日の「浄土真宗」のお寺での「聞法(もんぽう)」で、
「お経(きょう)をアゲテください」というのは、間違い。
「アゲル」のは神主の祝詞(のりと)。お経は「読経(どきょう)」
「読誦(どくじゅ)」「読む」ものですと。

そして、「阿弥陀様に一切のおまかせ」をするのであって、
「お願い事」をするものではありません」と。

伊勢神宮も、本殿は「私幣禁止」で「お願い事をしてはいけない」とのこと。
吉川英治の『宮本武蔵』でも「神仏を信じ、神仏を頼まず」でした。