現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

母の日に

2014-05-12 09:28:09 | 虚無僧日記
拙僧は節操のない虚無僧でござる。今日は「天台真盛宗」の
お寺の「法華千部会(え)」に行って参りました。
そこで聞いてきた「法話」から。

「毎日500円ずつ増えていく不思議な財布があったとします。
この財布は、“一度しか開けられない”、としたらどうします。
1年たちました。182,500円です。開けますか? 開けたら
それでおしまいです。500円玉一個7gですから、2kgです。
10年たちました。182万円です。さあ、どうします?。
まだまだ・・・?。50年たちました。912万です。
127kg。もう持ち歩けません。そのうち、命の方が
無くなってしまいました。

さぁ、貯めたお金、あの世に持っていけるでしょうか。
お金を貯めるばかりの人は「守銭奴」と呼ばれ、地獄で
「有財(うざい)餓鬼(がき)」の苦しみを受けます。
飲むことも食べることもできずに 常に飢えに苦しむと
言われます」。

(これは いいことを聞いた。今日は“母の日”。帰って
母に話す べい) と思った私。

「お母さん、今日お寺さんで 有り難いお話を聞いてきたで。
お金を貯めるばかりで使わない人は 地獄で責めを受けるらしい。
お金は貯めないで、世のため、人のため、ボクのため
どんどん使ってちょ」

「貯金なんか もう ありゃせん。借金だけや」

「・・・・・う~ん。それだけ 世のため 人のため尽くしたならば、
天国に行けるとちゃう?」

「もうさんざん 金 使ったから、欲しいもの何もないで。
金 無くなったから、早くお迎え来てほしいねぇ。それより
お前、私より先に死なんといてよ。葬式代も無いんだから」