現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

虚無僧免許証

2022-01-06 21:26:41 | 虚無僧って?

京都明暗寺に会費を納めると「明暗教会会員証」と行化(ぎょうげ)」を発行していただける。

ところが「行化証」は「托鉢免許証」ではないという
“尺八をもって仏の教えを広める者”という資格証なのだ。つまり、生活の糧としての虚無僧托鉢は禁じられていることになる。

仏教国タイで、「ただ食を得るために托鉢している偽僧侶が大量に逮捕された」という報道があった。

日本でも、数年前そうした偽托鉢僧が横行して問題になった。では、“食を得るため”か、“仏法教化のための托鉢かは、どうやって見分けるのだろう。

“食を得るため”ではないと思われるような虚無僧になることが、修行なのだと最近ようやく思えるようになってきた。

名古屋駅前で尺八を吹いていて、ひとりのご老人が寄ってこられ「ありがとうございます。仏の教えを広めてくださいよ」と、手を合わせ頭を下げられた。
喜捨をいただいたことに心痛むようでは偽虚無僧だ。ご老人の心に添える虚無僧にならなければと誓った。



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