2020東京オリンピック・パラリンピックが延期となり、今年開催されるか否か、瀬戸際にきて未だに賛否両論。
80数年前の「1940年東京五輪」の中止も「武漢」由来だった。1937年(昭和12年)7月の盧溝橋事件を契機に始まった日中戦争。同年12月の南京攻略、1938年の徐州占領で勢いづいた大日本帝国は、1938年4月「一億火の玉総力戦」に向けて「国家総動員法」を成立させると、徐州を占領し直ちに「武漢作戦」を決定する。「武漢三鎮」とも呼ばれるこの作戦は、日本軍35万人が投入され、日中戦争最大規模の戦闘となった。
(下の画像は、武漢占領を報じる昭和13年10月27日付の『東京 朝日新聞』号外)
10月、中国・蒋介石軍が撤退し「武漢作戦」は終わるが、日中双方の人的被害は、「日本軍:戦死9,500人、病死900人、負傷26,000人。中国軍:遺棄死体195,500人、捕虜11,900人」と言われている。さらに特筆すべきは、この戦いで日本軍は悪名高き「731部隊」(関東軍防疫給水部本部)の「毒ガス兵器」が使われたことだ。『化学兵器被害解決ネットワーク』のサイトにこういう記述がある。
【1938年6月から11月までの武漢攻略作戦は、日中戦争最大の侵攻作戦だったが、ここでは毒ガス兵器が本作戦に必要不可欠なものとして組み入れられている。中国軍はガスに対して無防備で、あか剤を吸い込んだ兵士は激しく苦しみ、回復までに30~40分を要したという。その間に日本軍は、多数の中国軍兵士 を銃剣で刺殺した】(『毒ガス兵器を中国でどのように使ったのか』)
そのことが欧米列強の批判を浴び、東京オリンピックは幻と消えたのだった。
新型コロナウイルスの発生源はいまだ不明だが、「中国科学院武漢国家生物安全実験室」(通称:武漢P4実験室)で「コウモリ由来のコロナウイルスを研究する科学者が人体に適応するように遺伝子操作している」と医学雑誌で発表されていた。
80数年の歳月を経て、「武漢・東京五輪・科学兵器」という三題噺がつながってくる。これは何かの因縁ではないだろうか。
★1938年:武漢を軍事侵略→化学兵器使用→日中の死者20万人→国家総動員法→東京五輪・札幌五輪・万博中止
★2020年:武漢で新型肺炎→武漢のP4実験室→世界の死者3,155人→非常事態宣言?→東京五輪中止?
呪われた東京オリンピックは「武漢の祟り」か……
蒋介石