現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

箏と琴

2009-11-01 10:06:21 | 虚無僧日記
幕末、嘉永5年(1852) (ペリー来航の前年)に刷られた
『会津五幅對』というのを見つけた。会津藩の芸能、
遊芸の名人、名物、名産、名所』などを相撲の番付表の
ように書き並べたものだ。
会津藩は無骨一遍だから歌舞音曲など無縁のはずだが、
能、狂言、謡曲とならんで「琴 牧原」とあった。
驚きである。私の先祖が「琴」の名人だったとは。

考えてみるに、私の先祖は江戸詰めで、幕府の講武所
(湯島の 昌平校)の講師で、儒学者だった。そして、
儒学者の教養として「琴」を弾じていたのだ。これは
今日の「俗筝」ではなく「七絃の琴」である。江戸時代
箏と琴は別物だったのである。

儒学者たちが弾んじた「琴」は、今日絶滅した。

「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

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