木曜日の夕方、母が下血をして、本人は嫌がったそうだけど、
罹りつけの病院に、妹が連れて行き、入院になりました。
医師から、
「肺も肝臓も腫瘍は大きくなって、肝臓は腫瘍が増えている」
「でも不思議と、腹水も胸水もない」
「貧血はありませんでした」
「もう、腸の検査はしません」
このところ、母の様子がおかしく、夜も寝ないで独語が多い、
父も疲れきっていると妹からがあった矢先でした。
母の入院は、父の休養にもなってよかった。
ペインコントロールもしてもらえる。
入院した夜は、お部屋がなくてリカバリー室で一晩過ごしました。
高齢者は環境の変化に適応できず不穏になることもあり、
また、何度も母に、「ナースコールで知らせるんだよ」と教えても、
起き上がってトイレに行こうとし危険
点滴を抜いたり、抜けたり、転倒したり・・・・・
転倒して脳出血、骨折・・・
おむつを当ててもらっていましたが、
尿意はちゃんとあり、トイレに行こうという意志もあり、
ただ、起き上がったり、歩いたりの動作が不安定なだけで、
‘おむつに排尿しなさい’は母があまりに可哀そう
そんなこんなで、無理を言って付かせてもらいました。
朝までに、6回(点滴しているので仕方がない)、
ポータブルトイレで排尿。
もぞもぞしはじめ、おしもに手を当てて、起き上がろうとし、
やはり、ナースコールを押せない。
動作の前に「トイレ」と言葉でも、そばにいる私に知らせない。
付いててあげて、本当によかった。
体温も38.7℃あり(いつから発熱していたんだろう、腫瘍熱かな)、
しんどかっただろうに。
熱が下がって、少し意識がしっかりしてきたよう。
リカバリー室には背もたれのない丸椅子しかなく、
丸椅子を二つ並べて、足をなげ出し、
ベッドの柵に背を持たれウトウトしました。
背もたれのある椅子が欲しかった~。
金曜日の午後は授業があったので、午前中だけ休みをもらって、
今日は仕事休みだという姪とバトンタッチ。
「先生、お疲れ気味だね」と学生から言われてしまいました。
いくら、化粧しても、疲れを隠せない歳なんですね。