午前7時の気温は、プラスの7度。晴れておって気持ちのよい朝でござる。
なんか、ずいぶん久しぶりに晴れましたぁ。お隣の桜も、ほぼ満開なのじゃ。
きのうなんか、たいそうな寒さで、ほぼ丸一日ストーブを焚いておりましたです。で、天候も雨が降ったり止んだり。
そんな中、午後になって5~6種類の野鳥が我が家にやって来た。
なもんだから、ハニーさんと、家の中でバードウオッチングいたしましたです。
動物好きのハニーさんったら、まぁ「キャー」だの、「ウワー」だの、「可愛いぃぃ」だのと大騒ぎ。
なかでも毎年やってくる上記写真の「青い鳥」の綺麗なこと!!
そして、少々薄汚い下の鳥。
さらには黄色いこんな鳥。
でもって、こんな鳥も。いずれも野鳥で、渡り鳥かなぁ? 30分ほどの短い間にほかにも数種類が来ておりましたです。
家の中でバードウオッチングとは、山暮らしならでは、なのでございます。
さて、
5月5日付毎日新聞は、いまだに関電が「オール電化住宅」を推進していると批判しておる。
今年の夏、電気の供給量がたいした不足すると主張しておいて、需要をじゃんじゃん増やすオール電化を進めるマッチポンプ、これが関西電力の実態でござる。
大飯原発再稼働を巡っては、大阪市と関電がいま、大モメにモメておる。
需要が増える夏までに、もうそんなに時間がないというのに、いまだ「節電プログラム」などを明らかにしてこないからじゃ。
「電力の安定供給という企業の使命を放棄したにも等しい」と古賀茂明さんらはプンプンじゃ。
一方、関電の立場からすれば、原発が停止していて、9000億円にも上る「原発の原資がない現状」では、倒産もしかねない。
そのためには「何が何でも原発を動かしたい」ってこと。
電気がどれくらい足りないとか、どうやって節電するかなどなどは、丸きり念頭にないらしい。
そんな中、関電などがこっそり推進しているのが「オール電化住宅」じゃ。
関電やその他ニッポンの電力会社は、とにもかくにも電気を大量に消費してもらうのが、彼らのビジネスモデル。
というのも、原発は、一旦、動かせばなかなか止めることができませぬ。
稼動中はほぼ同じペースで朝から晩まで一日中、需給にかかわらず、じゃんじゃん発電する。
しかも、昼間の最大ピーク時に合わせて発電するので、どうしても夜間は電気が大量に余る。
とりわけ深夜を中心に、電力はごっちゃり余る。
その余ってるのを利用しようというのが「深夜電力」を使った「オール電化」なのじゃ。
オール電化最大のウリは、深夜電力(昼間の約3分の1)の安い電気でお湯を作ったり、暖房用の熱をつくるというところ。
もちろん、このオール電化の広告宣伝費も、総括原価方式では「電力コスト」。
つまり、オール電化は、電力需要を増やして、原発再稼働の必要性を訴える「小道具」に過ぎないのじゃ。
大量に電気を消費させる電力会社のビジネスモデルそのものが、オール電化なのでござる。
しかし、北海道でこんなもん取り入れたらどうなる? お湯ぐらいならいいけれど、暖房まで電化したもんなら、もしもの停電時は凍えてまう。
だから原発が必要だという論理だろうが、リスクは分散するのが、安全・安心の原則。
原発推進の片棒を担ぐ、オール電化住宅なんぞに、決して、してはいけませんです。
また、原発と完全にリンクした発電に、「揚水発電」というのもある。ご当地では京極町でいま建設中じゃ。
揚水発電というのは、山間部の上と下に2つのダムを作り、夜間に原発で余った電気を使い下のダムから上のダムに水をくみ上げる。
昼間は逆に上から下に水を落として水力発電として発電する。これは一般に原発とセットで作られるそうな。
昼のピークに合わせた発電のため、どんだけ夜は電気が余っているの、という証明でもござる。
ただし、いまのように電力不足が心配される中では、この揚水発電を効果的に使う手もある。
使用量の少ない深夜の電気で水をくみ上げ、日中のピーク時にフル稼働するなど、活用方法はある。
ま、いずれにせよ、原発がつくって余った電気を最後に引き受けるシステムが「オール電化」と「揚水発電」ってことでござる。
電力会社のプロパガンダに乗せられて、まんまとオール電化住宅にして、停電になったらどうするね。
東電は、フクシマの事故後にオール電化の推進は中止しておるというではないか。
でもって、きょうの新聞によれば、東電は時間帯別の電気料金を導入するそうな。
ピーク時は高い料金、そうでないときはそれより安い料金、これなら停電もありませぬ。
原発に依存した、電力の大量消費時代は終焉したのでござる。もうオール電化の時代ではござりませんです。
新たに住宅を持とうというお方、よくよく考えてくださいな!!