おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

ああ官僚支配、その1

2012年05月11日 | Weblog

午前7時の気温は、プラス8度。空はどんより曇り空、風もあって寒々とした朝でござる。

きのう、おとといと37度の熱があったハニーさん、きょうは熱が下がったためか、おぢより早起きしております。

どうやら回復の気配、ホッといたします。そろそろ更年期障害でござろうか。心配なことでござる。

一方、今度はおぢの身体がなんだかだるい。参ったなぁ~

写真は、お隣の桜、ようやく満開でござる。今年は5月11日が満開日、当初は10日に開花などと言われておったから、急速に温かくなったってことらしい。

シラカバの若葉、新緑も美しい。いいなぁ新緑の季節ってば。けれど、シラカバ花粉症のおぢ、恐怖でもござる。

今年は症状がほとんど出なくて、いまんとこ、たいそう助かっておるけどね。

さて、

先日無罪判決を受け、党員資格停止処分が解けた小沢一郎ですけど、検察官役の弁護士が控訴だそうな。

これで、小沢一郎の政治生命、完全に無くなりましたです。もし仮に、この判決以前に消費増税法案が通っていたら、こんなことになったのかどうか。

財務省に検察の官僚さまったら、怖いこと、怖いこと。小沢一郎、政治家としては完全に殺されてもうた、もう終わりです。

一方、財務官僚さまに唯々諾々と従っておる野田内閣はというと、国会で「税と社会保障の一体改革」だそうな。

いかもに官僚さまが名づけた「改革という名の茶番」「単なる消費増税国会」が始まっておる。

まずは、消費税増税による財源で、幼稚園と保育所の機能を一体化した「総合こども園」の創設でござる。

この「幼保一体化」も、実態はわけわからんです。そもそも、「幼稚園は文科省」で「保育園は厚労省」の所轄でござる。

「いわゆる縦割り」、とんでもない非効率なことになっておる。

幼稚園は、ご承知のように、専業主婦のお方が、日中の短い期間だけ子どもを預ける場所。現在は3割も空きがあるのだそうな。

一方、保育園は、子どもを預けて、その間に女性は働くのでござる。こちらのニーズは圧倒的に高く、待機児童の多さが問題になっておる。

つまりはこれを一本化して、風通し良くして、しかも待機児童のほとんどを占める0~3歳児の対策となるのが「幼保一体化」で、それを担うのが「総合こども園」でござった。

しっかりした少子化対策となるはずでござった。だけど、それはあくまで政治家がそう思っておっただけ。

官僚さまはというと、既得権益の確保に、縦割りの温存が第一の優先事項。だから、一体化されは困るのじゃ。

で、新たにできる「乳児保育所型施設は厚労省」「幼稚園型施設は文科省」の所管のまま。なんのこっちゃい。

さらに待機児童の8割以上を占める0~2歳児の保育を、「総合こども園」に義務づけないことになった。

義務付けないのでは、さっぱり待機児童対策にはならん。アホクサって話でござる。

で最終的にどうなるかというと、

(1)認可保育所のように、0~5歳の子どもが通う総合こども園

(2)3~5歳の幼稚園児と保育園児が通う総合こども園

(3)0~2歳の乳児保育所型施設

(4)3~5歳の幼稚園型施設だそうな。

ついでながら総合こども園は内閣府の所管だそうな。こういうの世間では官僚さまの「焼け太り」といいます。 

これでホントに少子化対策になるのか? 待機児童は解消されるのか? で、こんな面倒なシステムのために、消費増税が必要だとしておるのじゃ。

しょうもない国だわなぁ、なんでこんなことになるのか、どうにもこうにも情けないのが政治家じゃ。

ぬくぬくしておるのは、白アリ・官僚さまだけでござる、嗚呼!!