おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

原子力規制庁は「国家行政組織法第3条」で!!

2012年05月30日 | Weblog

午前7時の気温は、プラス12度。今朝もどんより曇り空でござる。

きのうは朝から外で冬の汚れの片付け作業などしておりました。

で、午後2時過ぎから雨が降り出して、作業は中断。ったく、ホントにもう!!

ご当地の天気、さっぱりスカッとしないわけで、農家はもとより、おぢもなんだか気分が晴れませぬ。

もちょっと、スカッとせんかい、二千回!! なのでござる。

そんな昨夜、2週間ぶりにスンバをいたしましたです。きのうはゆるいメニュー、コーチも風邪気味だったのか、病み上がりにはいい感じでござった。

ジャブジャブと汗をかくわけでもなく、でも、久々に身体を動かしたことで、身体も心もかなりスッキリ。

運動は、なんといっても心によく効く。そんなことなもんだから、休肝日明けのビールの旨いこと旨いこと。

うだうだしているだけでは、ビールはさっぱり旨くないのでござる。

さて、

国会ではいよいよ、原子力規制庁の法案が審議入りだそうな。今回は野党の自民・公明も対案を提出しておる。

で、与党案と野党案のどっちが優れて透明性の高い規制庁になるかというと、こりゃもう自公案でござる。

なんといっても、自公案は「国家行政組織法第3条に基づく」独立性の高い組織だからに他ならない。

与党・民主党案はというと、環境省の下にぶら下がる組織で、なんのことはない旧態然、官僚さまの支配下にある。

しかも、人事も役人が行き来出来るシステム。さらに、今回カン元総理が、すったもんだしたように、シロウトである政治家が主導する内容じゃ。

与党は消費税がらみで、今回の野党案に対しては「柔軟に対応」と申しておるので、ここは国家行政組織法第3条による組織ができる可能性を残しておる。

そういう組織ができるとしても、官僚さまは法案のどこかに、規制の抜け道やら官僚に都合のいい文言を盛り込むか分からず、先行きはまことに不透明でござる。

フクシマ原発事故から1年と2か月余り。世界のどっからみても非常識なだったニッポンの原子力規制。

つまりは、原発推進のアクセル役である経産省が、原発を規制するブレーキ役の原子力安全・保安院も所管するというメチャクチャ構造。

原発は、世界の常識である「独立した規制機関」が管理するようにならんと、どもこもならん。

「原発マフィア」から切り離さないと危なくて、危なくて。

なのに与党・民主党はというと、いまだ経産省の言いなりで、原子力規制庁を作ろうという有様じゃ。

政治主導を声高に叫んだ民主党、いまさらですが恥を知れ!! と申しておきましょう。

ついでながら、今回の東電の料金値上げじゃ。

その中身には、ボーナスも含まれるという。

そりゃ、末端の従業員には何の落ち度もないから、「冬のボーナスぐらい、いいのではないか」という声もあるかしらん。

しかし、東電は世界中に放射能をまき散らした、大公害企業にして、事実上の倒産企業ですぞ。

東電経営陣、わけが分かっておりませんです。JALだって、経営破たん後はボーナスなんぞありませんでした。

東電の体質、いまだに大甘と申せましょう。破たん処理していればこんなこともなかったのに…

それもこれも、いまだに原発事故で誰も逮捕されていないから、ってこともあるではないのか。

ついでながら、経産省、保安院の関係者もなんで逮捕されないのか? まことに不思議。何してるんだ検察庁!!

今朝の朝日新聞によると、経産省は、電力会社の発電部門と送配電部門を分ける「発送電分離」を2014年以降に進める方針を固めたそうな。

だけど、これとて、よくチェックしていないと、「送電会社」は、経産省の天下りの温床となりかねませぬ。

国民、市民が大きな声を上げ、チェックしていかないと、官僚にいつ何時だまされるか分かんないのが我がニッポン国じゃ。

この国のあり方、根本的に変えないことには、国家は地に墜ちると危惧する今日この頃のおぢでござる。