午前6時の気温はプラス8度。お隣の桜もずんずん咲いてきております。
勿忘草もクロッカスも、なんでもかんでも一斉に咲き出して、ご当地はまさに百花繚乱状態でござる。
そんなきのうは、札幌の旧友歯科医院へ。抜歯後のチェックをしてもらい、歯垢を取ってもらってきましたです。
30歳のころから年に一度は通ったわけで、今回抜いた1本を除いて、歯槽膿漏にもならず歯の健康を保てたのも、かの旧友歯科医のおかげでござる。
持つべきものは友人なのでござる。
感謝しておりますが、少々酒の呑み過ぎゆえ、しっかり意見してきましたです。
旧友の皆さんは、どうしてそんなに自分に甘いのかねぇ? あっちこっちの数値が高くても、自分だけは病気に罹らんとでも思っておるんだろか?
その自信がわけわかりません。
30~40代ならいざ知らず、60代になってあっちの数値もこっちの数値も高いとなると、いつ死に至る重篤な病気になってもおかしくない。そう考えないのがまことに不思議でござる。
とにもかくにも、自己管理、ヨロピクなのじゃ!!
歯科医に受診後は、いまや札幌の名画座となっておるシアターキノで映画「カルテット」を観ましたです。
監督はあのダスティン・ホフマン、脚本は戦場のピアニストのロナルド・ハーウッドってことでした。
全編に音楽が流れ、イギリスらしい皮肉たっぷりの会話やユーモアもあって、最後は大団円。
いい映画を観ました。今年1番の作品でござる。
こういういい映画、なんでもう少し大きな映画館で上映しないのか?
ご当地から一番近い小樽の映画館なんぞは、ロクなもん上映してません。
それが商売ってものかなぁ? カルテットみたいな映画こそ、もっと観てもらえば、映画ファンが増えると思うけどねぇ、、、
さて、
アベノミクスのおかげで株高に円安と、とりあえずはいいことずくめのようですが、一方で原発再稼動とか、靖国参拝といった問題で、安倍総理には大いに疑問を持っておる。
で、きょうは靖国問題でござる。
ただし、一般国民がお参りすることはまことにけっこう、問題があるはずなどありませんとお断りしておきまする。
(1)そもそも現在の靖国神社は、一宗教法人でござる。宗教の自由が謳われておる国で、特定の宗教施設に国を代表する方が行くってのが変でござる。靖国神社に行くならあっちこっちのキリスト教会や仏教施設へも行かんと拙いのではないのかね。
憲法第20条には「国および国の機関はいかなる宗教的活動もしてはならない」と定めておるじゃん。
(2)しかも、この靖国神社には、戊辰戦争など、江戸末期の内戦で亡くなった「菅軍兵士」は祀られておるのに、賊軍となった会津武士などは祀られていないのです。
勝ち組の薩摩と長州だけって、変だろが? 会津白虎隊の若者たちは祀られてないのですよ。アメリカのアーリントン墓地には、南北戦争で闘った両軍の兵士がちゃんと祀られておるのに、そのあたりどうよ???
(3)でもって、この靖国神社、戦前は軍が管理しておった。だから先の大戦で戦ったニッポン兵は、「靖国で会おう」と言って亡くなったわけで、旧日本軍の色彩の強い宗教法人ってどうよ? と思います。
先の戦争では、下級兵士は餓死が一番多いという世界にまれに見る悲惨な死に方したというのに、戦争を指導した軍の官僚はぬくぬくと戦後も生き続けたわけで、こいつらが管理していた神社なのです。これだけで腹が立つ。
(4)最も問題なのは、A級戦犯を合祀したこと。これは靖国神社の宮司が勝手にやっちゃったこと。それ以前は昭和天皇も参拝してきましたけど、これ以降、天皇はいまも靖国神社を参拝しておりませぬ。
そんなこんなの理由で政治家の靖国参拝、よろしくないとは思います。
ではありますが、中国や韓国から、靖国参拝問題でとやかく言われる筋合いはない。
それは、やっぱ内政干渉でござる。
この問題の解決、まことにメンドイことですけど、とりえあえず、諸外国に余計な刺激を与えなくてもいんでないのかね。
第一、北朝鮮がアメリカに到達するとみられるミサイルを持ったいま、日米中韓の連携が必要なわけで、日韓、日中がもめるのは、アメリカにとって不快に違いない。
タコスケだった民主党政権から自民党政権に代わって、「日米関係が前より良くなった」というのは、単なる自民党のプロパガンダ。大ウソだとおぢは思っております。
その証拠に韓国大統領は米下院で演説までしましたけど、オバマは安倍総理とは食事もしていないのです、ハイ!!