おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

旧友Iは沖縄に居た

2013年05月05日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス2度。きょうもぐずついた天気で、さっぱりスカッとしない、どよんとしたゴールデンウイークなのです。

春らしい陽気とはほど遠い毎日で、まことにうっとおしい今日この頃でござる。

そんなきのう日中は仕事でお近くの仁木町へ行って参りました。

混雑する国道5号は避けて、国道393号で赤井川村を経由し、道道36号で向かったのですが、これが大正解。

道路はスッカスカでまことに走りやすい。

我が家からだと、国道5号を通るより5キロほど長い道のりになりますが、こちらの方が時間は圧倒的に短くて済む。

しかも混雑していないのでストレスがない。おまけに約55キロの道のりですが目的地まで信号の数がわずか5つ。

まことに快適なドライブなのでござる。

その仁木町での仕事をチャッチャと終え、きょうのお目当ては余市町の蕎麦屋「蕎麦切 いつき」での昼食でござる。

ミシュランのグルマンに掲載されておる蕎麦屋というので、一度行ってみたかったのです。

ハニーさんはとろろ、おぢは写真のおろしをいただきましたけど、たいそう美味しかった。

つゆも美味でしたね。ご当地の「いちむら」さんが指導したつゆだそうで、さもありなんって味でござった。

お勧めの一店でござる。ただし店内が蒸し暑くて閉口いたしました。

厨房に換気扇はないのかしらん。ちょいと気になりましたです。

そんなきのう、札幌の旧友Sから電話。

なんちゅうこともない電話でした。

「塩分は胃に悪い」とか、まことにごもっともな話をしてましたけど、久々に元気そうな声を聴いて安堵いたしましたです。

そこで、そうえいば旧友Iがどうしているか気になり、夕方電話してみました。

Iは、一昨年教師を定年退職、その後、震災以降はほぼ丸1年、東北各地でボランティア活動をしておったです。

去年は4月から再任用とかで再び教壇に立っておりましたけど、責任のない仕事が面白いわけもなく、丸1年で退職しておった。

でもって、その後は4月から沖縄に居るのだそうな。

先月末、かつての4.28国際反戦デーには、宜野湾市で開催された「屈辱の日 沖縄大会」に参加しておったとか。

同じ日、東京では安倍総理らが参加し、「主権回復の日」として盛大に式典を開催しておった。

1952年の4月28日、サンフランシスコ講和条約が発効し、敗戦後のニッポンは主権を回復しておる。

だからわが国が「完全に主権を回復した日」にしたいのが安倍政権。

一方、沖縄にとっては、日本の施政権から切り離され、アメリカの統治下に置かれた「屈辱の日」でもある。

ニッポンに復帰してからも沖縄では、アメリカ兵による婦女暴行などの犯罪がいまも延々と続いておる。

加えて、数多くのアメリカ軍基地じゃ。

そういう沖縄に想いを寄せる旧友I、かつての闘志が現役復帰ってことか?

人間、定年後の生き様は人それぞれですが、あやつはあやつなりに居場所を見つけたのかとも思います。

定年退職後に再就職して働くのもよし、沖縄県民に寄り添って闘うもよし。

それぞれが残りの人生をどう生きるのか、この先「生きざま」が問われるのです。

今月半ばには一度札幌の戻るという旧友I、戻ったらススキノに誘って、一杯やることにいたします。