おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

呆れた原子力行政

2013年05月14日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス8度でござる。なんかいい感じに温かくなってきましたです。

とはいえ、我が家では今朝もストーブに火を入れちゃいました。

室温は21度あるんだけど、どんより曇り空でパッとしない天気なのでほんわかした火が欲しくなったのです。

同じニッポンでも、兵庫県ではきのう暑さでJRのレールが膨張して信号機が故障したり、日中の最高気温が35度なんてところもあったり。

狭いニッポンではありますが、アラスカとハワイが一緒にあるようなもので気温差は凄いことになってます。

そんなことで、本州でも寒暖差が大きくて「寒暖差アレルギー」なんてものまでクローズアップされておる。

寒暖差なんてのは、夏に日中の気温が30度で、夜は一桁になるご当地北海道ではごくフツーのこと。

これでアレルギーってなんじゃらほい???

きのうは、

「家の周りの木を切ったので、使いませんか?」ってありがたい申し出があって、「やなぎの木」数本分をいただいてきましたです。

こういうとき、おぢのホンダ・バモスが大活躍でござる。

田舎のベンツ、軽トラより使い勝手がたいしたよろしい。馬力もありますしね。

でもって、バモスの後部にブルーシートを敷いて、ハニーさんと2回にわたって運んでまいりましたです。

薪にすればゆうに1週間分はありそうでござる。

いまだって、1日5~6本の薪は消費しておるわけで、たいした助かるのでござる。しかもほとんどが手ごろな大きさに切ってあって、あとは割って積むだけ。

ビールをお礼に置いてきましたけど、「捨てる神あれば拾う神あり」ってことで、まことにけっこうなことなのじゃ。

さて、

1兆円もの税金をつぎ込んで、デタラメのし放題だった高速増殖炉「もんじゅ」。

とうとう原子力規制委員会から引導を渡されましたです。なんと機器の点検を1万件も怠っておったとか。

ようするに「なにも点検していなかった」ってこと。酷いもんです国策企業。

「夢のエネルギー」とか言っちゃって、延々続けておった「核燃料サイクル」ってものが、そもそも噴飯ものなのじゃ。

原発の使用済み燃料から出たプルトニウムを再利用するという「夢の核燃料サイクル事業」なんぞ、いまは世界のどこにもないのです。

先進国がこぞって諦めた技術にしがみつき、税金を延々1兆円も垂れ流してきたのが我がニッポン国なのじゃ。

考えてみてもくださいな。1994年に試運転を開始して、早くもその翌年にナトリウム漏れの事故で停止。

それから延々と丸々15年間も動かずじまい。

でもって、2010年にようやく運転再開した直後に、今度は原子炉格納容器に核燃料の交換装置が落下、再び停止したのでござる。

「無謬性」とか申して、「官僚さまのやることに間違いはない」というのが経産省。

だから、もんじゅみたいなどっからどうみても、どもこもならんクソタレ事業が止められなかったです。

木端役人の皆々さま、国民の血税をなんと心得ておるのかね!!

どうしてこんなもんを止められのかね? 

一般企業ならこんなことには決してなりませぬ、ニッポン国のシステムそのものに大問題がある。

1兆円もの税金を垂れ流す大失敗をしても、まるで責任が問われない、デタラメシステムだからこうなる。

さらにこのもんじゅでは、施設の直下の断層が、近くにある活断層と連動する可能性も指摘されている。

建設以来、ろくに運転したことのない施設に夢も希望もありません。

働く職員のモチベーションだってそりゃ低いだろう。生きがいも何もあったもんではござりません。

手抜きもすりゃぁ、検査だってしないわなぁ。

経産省のお役人さまも、安倍総理も、もう大失敗を素直に求めて「ケツをちゃんと拭いたらどうよ」って話なのだ。

そうは思うけど、ニッポンの原子力行政、腐りに腐っておって、どもこもならん。

ありゃりゃなことで、、、