おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

雪に埋もれるぅぅぅ~

2014年12月26日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス11度。

昨夜から今朝にかけての積雪はゆうに30センチはあるのです。

この冬の総降雪量はきのう現在、すでに3メートル40センチを超えておりまする。

ご当地の降雪量は年間およそ10メートル。

100万都市では世界に例のない5メートルの年間降雪量のある札幌のちょうど2倍あるのでござる。

今朝は「雪に埋もれちゃうぅぅぅ!!」って感じでござろうか。

そんなこんなのおととい、お近くの坂道で、大型のワンボックスカーが路肩に突っ込んでおりました。

パッと見、若いおねーちゃんだとすぐさま救出に向かうのですが、そうではないのです。

室内から小窓を開けて見ておると、言葉には英語も混じるのですがタイかシンガポールみたいな言葉を話しておる。どうやらお金持ち集団らしく、脱出作業はさっぱり要領を得ないのでした。

ではありますが、雪が酷い降りだったので、室内からしばらく傍観しておりました。

そしたらそこに通りかかった欧米人の若者2人が、脱出を手伝い始めたのです。

こうなると、家の中からののほほんと見ておるのもなんだかなぁ~って感じがおぢもしてくる。

ちょいと後ろめたいのです。

そこでようやくおぢも薪小屋にある除雪機を取り出して、坂道を上がって救出に行ったのでした。

皆さん、ちゃんとしたスコップもないままでしたので、手袋もはめずに雪の固まりを手でどけたりしておったのです。

見捨ててスマンね!!って気持ちになったりもいたしました。

とはいえそこへおぢの中型除雪機が助けに行ったのですから、その威力に皆さんホッとした表情でござった。

あっという間に車を掘り出して、そこへ宿泊しておるらしいコンドミニアムの職員がやってきて、ちょちょいと車を救出したのでした。

大型のワンボックスレンタカーは、ほとんど傷もなく救出されたのでした。

若い欧米人の職員が「ありがとうございました」と日本語でお礼を言ったので、おぢは「ユーウエルカム」と答えておきましたです。

その間、一番年長のじっちゃんは、ツルツルの坂道で転んで頭を打ってたいした痛そうに。

なのに、中華系の若いに-ちゃんたちは1メートルはゆうに超える路肩に降り積もった雪の中に入って、雪まみれで遊んでおったです。

通りがかりとはいえ、助けに来た欧米人は気付かなかったようですけど、おぢは「なんちゅうヤツラじゃ、あほくさ!!」って気分にもなったり。

考えてみれば、生まれて初めてこんな大量の積雪に触れるのでしょうから、ムリもないか、とも思いましたがね。

そんなこんな、豪雪の田舎町では、あれこれ草の根で国際交流が続いておるのでした。

豪雪ニセコの山暮らし、色々あってしんどいけど、楽しいこともあったりするのです。

朝食をいただいたら、深雪パウダーをいただきにスキーに行くことにいたしました。

きょうの雪はこの冬1番、美味しいパウダー三昧なのでござる。

スマンね!!