午前6時の気温はマイナス11度。
昨夜から今朝にかけての積雪はゆうに30センチはあるのです。
この冬の総降雪量はきのう現在、すでに3メートル40センチを超えておりまする。
ご当地の降雪量は年間およそ10メートル。
100万都市では世界に例のない5メートルの年間降雪量のある札幌のちょうど2倍あるのでござる。
今朝は「雪に埋もれちゃうぅぅぅ!!」って感じでござろうか。
そんなこんなのおととい、お近くの坂道で、大型のワンボックスカーが路肩に突っ込んでおりました。
パッと見、若いおねーちゃんだとすぐさま救出に向かうのですが、そうではないのです。
室内から小窓を開けて見ておると、言葉には英語も混じるのですがタイかシンガポールみたいな言葉を話しておる。どうやらお金持ち集団らしく、脱出作業はさっぱり要領を得ないのでした。
ではありますが、雪が酷い降りだったので、室内からしばらく傍観しておりました。
そしたらそこに通りかかった欧米人の若者2人が、脱出を手伝い始めたのです。
こうなると、家の中からののほほんと見ておるのもなんだかなぁ~って感じがおぢもしてくる。
ちょいと後ろめたいのです。
そこでようやくおぢも薪小屋にある除雪機を取り出して、坂道を上がって救出に行ったのでした。
皆さん、ちゃんとしたスコップもないままでしたので、手袋もはめずに雪の固まりを手でどけたりしておったのです。
見捨ててスマンね!!って気持ちになったりもいたしました。
とはいえそこへおぢの中型除雪機が助けに行ったのですから、その威力に皆さんホッとした表情でござった。
あっという間に車を掘り出して、そこへ宿泊しておるらしいコンドミニアムの職員がやってきて、ちょちょいと車を救出したのでした。
大型のワンボックスレンタカーは、ほとんど傷もなく救出されたのでした。
若い欧米人の職員が「ありがとうございました」と日本語でお礼を言ったので、おぢは「ユーウエルカム」と答えておきましたです。
その間、一番年長のじっちゃんは、ツルツルの坂道で転んで頭を打ってたいした痛そうに。
なのに、中華系の若いに-ちゃんたちは1メートルはゆうに超える路肩に降り積もった雪の中に入って、雪まみれで遊んでおったです。
通りがかりとはいえ、助けに来た欧米人は気付かなかったようですけど、おぢは「なんちゅうヤツラじゃ、あほくさ!!」って気分にもなったり。
考えてみれば、生まれて初めてこんな大量の積雪に触れるのでしょうから、ムリもないか、とも思いましたがね。
そんなこんな、豪雪の田舎町では、あれこれ草の根で国際交流が続いておるのでした。
豪雪ニセコの山暮らし、色々あってしんどいけど、楽しいこともあったりするのです。
朝食をいただいたら、深雪パウダーをいただきにスキーに行くことにいたしました。
きょうの雪はこの冬1番、美味しいパウダー三昧なのでござる。
スマンね!!