おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

最後までカッコよかった菅原文太

2014年12月08日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス8度。雪は降っておりません。

きのうおとといと2日連続でけっこうな積雪でござる。

ヒラフスキー場によると、山頂で145センチ、山麓でも90センチの積雪というから、スキーはいきなり本番だ。

お天気もきのうはまずまず。ってことで初滑りに行きたかったのですが、仕事と除雪に追われてアジャパー。

夕方ジムで汗を流しただけでした。

まだこれからふあふあパウダーを満喫できる機会はごまんとあるとは思いますがね。

もっとも、こっちの体力気力が続くかどうかが一番の問題ですけど…

ここんとこ、起き抜けに白湯(さゆ)を飲むことにしております。

朝は総じて脱水状態だから、水を飲んだ方がよいそうですが、冷たい水はどうにも飲みにくい。

ハニーさんはいつも白湯を飲んでおったのですが、「あんなもん、うまいはずがない」と冷ややかに見ておった。

ですが飲んでみるとと、これがなかなかいい。

水をコップ一杯飲むのはしんどいですが、ぬるい白湯をゆっくり飲むなら、すーっと喉を通る。

痛風の人は1日2リットルの水を飲むのが良いそうですけど、白湯なら飲みやすいのかもしれませぬ。

起き抜け、コップ1杯のぬるめの白湯はチョーお勧め。

中高年は是非お試しください。

起き抜けにトイレで倒れる脳卒中のたぐい、原因の一つは血がドロドロってこと。

水分補給が肝心なのでござる。

さて、

今週号の週刊文春は「菅原文太死す!」だ。

11月1日に那覇で開かれた翁長氏の総決起集会に参加した文太はこう演説したそうな。

「『仁義なき戦い』の裏切者の山守、覚えてらっしゃるかな? 映画の最後で、『山守さん、弾はまだ残っとるがよ。一発残っとるがよ』というセリフをぶつけた。その伝でいくと、『仲井眞さん、弾はまだ一発残っとるがよ』と、ぶつけてやりたい」

このくだりで、会場からは割れんばかりの拍手が起きたそうな。

魅せますなぁ、文太さん。

そして美学を貫いた人でもありました。

膀胱がんになった際も、医者の鎌田實さんにこう申したそうな。

「膀胱の袋をぶら下げて生活をするなんて俺らしくもない。菅原文太が立ってオシッコできなくてどうするんだ」

そう言って温存治療したのだそうな。

一方おぢはというと、膀胱の袋もぶら下げてないのに、すっかり座ってオシッコじゃ。

カッチョ悪いのぉ(広島弁?)~

おぢの場合、外出した際にはほぼ立ってオシッコしております。

我が家では、ただただトイレ掃除で負担を少なくしたい一心なわけで、たいしたセコイ。

カッコよさってもんがさらさら無いわけ!!

息子さんを亡くしてからは山梨に農場を持ち、不登校や引きこもり、被災地の子、親の土地を耕せない子、俳優を挫折した子らとともに畑を耕していたのだという。

インテリで、カッコよく、それでいて、若い人たちへの思いやりにも満ちておった。

さらに脱原発や特定機密保護法、集団的自衛権などに対して政治的な発言をしっかりする反骨の人でもありました。

こういう人を亡くすのは、まことに残念でござる。

高倉健、菅原文太と相次いで60~70年代のヒーローが亡くなって、たいそう寂しい気がする今日この頃でござる。