おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

沖縄に学んだら!?

2014年12月16日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス12度と冷え込んでおります。

ここんとこ連日の豪雪でしたが、今朝は降っておりません。

きのうは午後から晴れて、まずは我が家にとっての燃料庫、大事な薪小屋の屋根雪をキレイにいたしました。

でもって物置小屋もやっちゃえ! と思いましたけど、じーさんは疲れてしまって、あとは除雪機で落した雪を処分して終了しちゃいました。

そして、きょう午後からと、あす、あさってにかけては大荒れのお天気となるという。

そんなことですから、きょう午前中に物置小屋の屋根雪を下ろしてしまい、悪天候に備えることにいたします。

さて、

選挙結果でござる。

どうやら今回の選挙、実質的に戦いを制したのは公明党と共産党という組織票を持ったところでござった。

どちらも議席を大きく増やしておる。

もちろん多少議席は減らしたものの自民党の大勝利には違いないけどね。

組織票による勝利ってことは、皆さんご承知のように「低い投票率」に支えられてのことだ。

だけどなるほどねぇ、と唸った選挙区がある。

沖縄県じゃ。

自民党大勝利といいつつも、この沖縄県では小選挙区での当選はなんとゼロだ!!

沖縄1区では、共産、自民の一騎打ちで共産党候補が勝利。

2区は社民と自民の一騎打ちで社民の勝利。

3区は生活と自民の一騎打ちでこれも生活の勝利。

4区は自民党を離党した無所属候補が自民に勝利。

ようは、野党共闘もしくは与野党一騎打ちとなれば、野党候補が勝つってことだ。

全国でこの一騎打ち方式ができたなら、自公で300議席なんてことになるはずがない。

我が北海道4区、ここでは自民・中村と民主・鉢呂、共産・酒井の三つ巴で自民が勝利した。

だけどもこの北海道4区で、もし野党が統一候補を立てたなら、票の上では民主・共産の統一候補の勝ちとなる。

いいかえれば、4区では共産党が自民党をアシストしたことになる。

昔の名前で出ておる民主のじーさん鉢呂にも、共産党にも、うんざりしてはいますけど、野党候補の票より少ない自民党候補が勝って、それで「民意を得た」とかいわれても、なんじゃらほいって話なのじゃ。

そして今回の総選挙で最も多くの票を得たのは、脱原発を目指す自民党のこの2人でござった。

小泉進次郎が16万8953票でトップ、次いで河野太郎の15万5388票だったのだ。

そんなこんなで原発の「再稼動が容認された」なんてなことを、偉そうに安倍の坊ちゃんに言ってもらっては困るのです。

現行の小選挙区制度では死票があまりにも多いのよ。

おぢもかつては賛成した小選挙区制度でしたけど、いまとなっては完全にアウトだ。

なんでもやってみないことにはわかりませんなぁ、、、

そんなことで、若者の投票率を上げる方策と、中選挙区に戻す方策を考えないと、いよいよニッポン国は少数の意見で物事がドンドコ進むってことで、そうとうヤバイのです。

写真は、きのう購入した現役官僚「若杉冽」さんが書いた小説「東京ブラックアウト」。

出だしは首都圏に住む官僚の家族が、密かにニッポンを脱出するところから始まるのです。

どうやら原発事故は首都圏を直撃するというお話らしい。

エネルギー省に所属するとみられる官僚が、特定機密法が施行される直前に上梓したそうな。

ニッポンのエネルギー行政を巡って、どんな話が暴露されるのか、たいしたお楽しみなのでござる。