おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

原油安、ルーブル急落、円安…

2014年12月28日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス5度。まだ外は真っ暗だ。

冬至が過ぎても、急には明るくならないと、よ~くわかってはおりますが、いつまでたっても朝が暗いとなかなかテンションが上がりません。

起床しても真っ暗だと、朝から「やるぞ!!」って気分になかなかなれないおぢ。

自分でいうのもなんですが、あーだ、こーだとメンドクサイじーさんでござる!!

そんなこんなの毎日ですが、昨夜は、おそば屋さんのお宅にお呼ばれして、すっかり呑んじゃいました。

65歳の誕生日だそうで、お祝いにネック・ウオーマーをプレゼントいたしました。

ハニーさんも外出するときには、ほぼ毎回使っておって、おぢもスキーの際、除雪作業の際はネック・ウオーマーは欠かせません。

首がヘルニアというおそば屋さんにもたいした喜んでいただきました。

首からスポッとかぶるネック・ウオーマー、首の周りを保護してくれるので、とても暖か。

実用一辺倒で、なんといっても安価です。

マフラーに比べ、おしゃれ感はありませんけどね。

さて、

原油の価格が急落中でござる。

直近では2008年に1バレルあたり136ドルもしておった価格が、翌2009年一気に1バレル半額以下の41ドルに急落。

その後は、70ドルから110ドルあたりを行ったり来たりしておりましたが、ここへきて55ドル台にまで急落しております。

節目の50ドルを切ると、次は2009年の41ドル前後が下値のメド。

これを下回ると、いわゆる「底抜け」状態でどこまで下がるか分かりません。

とはいえ、ニッポンの国民生活にも、田舎暮らしにも、ガソリン価格の下落は大いに助かるのです。

北国では多くの家庭で暖房に灯油を使ってますからこれも大助かり。

その一方、デフレ脱却を目指す安倍お坊ちゃんにとっては、この不景気と連動して、これまた暗雲じゃ。

11月の消費者物価指数は、全体として前年を上回ったものの、石油製品が前月より2・7%も下がるなど、デフレ脱却という政府のもくろみは怪しいことになっておる。

そんなこんなで日刊ゲンダイは「愚策アベノミクス」とバッサリでござる。

これによると「一昨日(24日)に発表された帝国データバンク大阪支社の意識調査によると、今年が景気の『悪化』局面だったと答えた企業は約29%と、前年の8%から3.6倍も増えている。一方『回復』は7%で、前年の4分の1だ。来年の景気の見通しも、『悪化』26%)が『回復』14%)を大きく上回っている」ってことだ。

今年は悪化局面だったという人が3.6倍ってねぇ、たいした不況だったということでござる。

だから原油安に救われたという人もいる一方、デフレ脱却は遠くなったともいえるわけで、まことにややこしい。

この原油価格の大幅下落、これで最も困っておるのは、どうやら原油生産国でもあるロシアだ。

ロシア通貨のルーブルは、今年に入ってドルに対しても、ユーロに対しても40%も下げるという「暴落」にみまわれておるとか。

そんなことですから、賢いロシア国民は、手持ちの米ドルをルーブルに交換しながら生活しておるそうです。

元々ルーブルをあまり信用していない、賢明なロシア国民は米ドルをちゃんと持っておって、備えておったということらしい。

時事通信によると、ロシアから脱出する人たちも出ておるそうな。

ルーブル建てで給料もらっても、外貨に換えれば、為替の差損であっという間に給料が4割も減ってしまってはどもこもならん。

ルーブルは1年で40%下がって「暴落」ですが、円だってこの2年で大幅下落でござる。

いまんとこ「円安」と世間は申しておりますが、これが急激に行き過ぎると「円暴落」の可能性もないわけではありませぬ。

そんなことで、元々ローブルを信用してなかったロシア国民と同様、ニッポンでも国民こぞって「円売りドル買い」に走る可能性も大いにあるのでござる。

円暴落の可能性はゼロ、と言い切れるお方もいないでしょうしね。

ま、リスクを避けるなら、多少の金額を米ドルや豪ドルで持っておくもの良いでしょうし、有事の際の「金」なんかもいいのかもしれませぬ。

チョー円安、言い換えると円暴落も頭の隅に入れておくのも、リスクを避ける知恵ってもんでござる。