午前6時の気温はプラス10度。
どこまでも青空が広がって、そよ風が吹いておる。
気持ちのいい朝です。
昨夜は休肝日、おまけに暑かったためか、なかなか寝付けませんでした。
眠りに就いたのは午後11時を回ったころでしたが、朝の目覚めはスッキリ。
薪割りの疲れもすっかり取れたようだ。
今日も時間があるので、薪割りと薪積みに精出すことにいたします!!
写真は雪渓がまだ残るニセコアンヌプリです。
さて、
18日付の日本経済新聞電子版は「思考停止が招く電力危機、原発『国策民営』の限界」との記事を掲載した。
1面トップの記事だそうです。
これまで国は「原発がもっとも安い」と言い続けてきた。
その理由はこうだ。
「火力は、石炭や天然ガスの燃料が必要で、再エネは技術が発展途上」だった。
これまでの試算では、
原発の発電コストは1キロワット時あたり「約10円」、火力「12~13円」、太陽光や風力発電「20円以上」だった。
だけど「常識は変わりつつある」っていうか、コロッと変わりました。
「ある米投資銀行の試算によると、安全対策費用がかさむ原発は約15セント(約16円)に上昇しているが、急速な普及と技術革新が進む風力や太陽光は世界で5セント程度。すでに原発を逆転した」と記事は伝えておる。
思い起こしてくださいな。
あの東芝がコケてしまい、事実上解体された理由を忘れては困ります。
2016年当時、東芝の自己資本は3600億円、子会社にした米原子力事業をめぐる損失額は7000億円規模だった。
米国では、「兵器用の原子力開発」と、発電を中心とした「民間の原子力開発は完全に分離」しておるそうだ。
つまり米国では、原発事業は単なる民間の営利事業、「原発は国策」でもなんでもないのです。
3・11福島の事故以降、アメリカの当局は当然のことながら、安全規制を強化した。
このため原発のコストはどんどん高くなった。
おかげで、子会社の米原子力事業の損失額は7000億円にもなって、東芝はアジャパーなことになったのです。
そしていまや原発コストは1キロワット時あたり「約16円」にもなって、再生可能エネルギーは進化して「約5円」に下がった。
新規に原発建設すると、自然エネルギーの3倍のコストになっちゃうのが原発だ。
値段が高くて、危険なものを建設する理由はアメリカには丸きりなくなったのです。
さらにニッポンは、世界に誇っていいのかどうかわからんけど、次々地震が起きる地震大国なのだ。
地震があっちでもこっちでも、大阪でも突然起きるニッポンでは、危険極まりないのが原発ではないのかね。
羽鳥モーニングショーで先ほど放送しておりましたが1596年、慶長伏見地震というのがあったそうだ。
今回の大阪北部地震の地震とよく似たのがこの地震だそうで、秀吉の居城、伏見城の天守閣が大破したそうだ。
NHK大河ドラマ「真田丸」でも見たような…
そしてさらに怖いことに、その9年後に南海トラフを震源とする「慶長地震」が起きたそうだ。
慶長地震は大津波を伴う地震でした。
そんなこんなで、次の南海トラフ地震がずんずん近づいておるというのが専門家の見方だ。
南海トラフで危惧されるのは、四国の「伊原原発」、静岡県の「浜岡原発」でしょうか。
ご当地の北電泊原発にも活断層の存在が、「原子力規制委」に指摘されておる。
加えて、「行動する市民科学者の会・北海道」という道内の科学者でつくる団体も、「泊原発1号機直下の断層は、動いていないと証明できるのは約1万~3万年前までで、活断層に当たる」という見解を今年4月に発表しておる。
コストは高い上に、地震国ではやたらに危険という、こんな役立たずをベースロード電源にしてどうするニッポン!!
昼間に太陽光や風力で発電し、余ったこの電気を使って水をくみ上げ、湖に溜めておく「揚水発電所」は巨大な蓄電池だ。
蓄電池や蓄電システムを早急に構築して、自然エネルギーを安定供給する。
そしてこれをベースロード電源に据えるのが、資源小国ニッポンの進むべき道だと思うけど、どうよそのあたり?