おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「ネット上のあやふやな情報」が信じられ、真っ当な情報が「フェイク」といわれる時代

2018年12月18日 | Weblog

ただいま午前7時半です。

時おり横殴りの吹雪です。

気温はマイナス4度で冷えてはおりません。

物置に積もっておった大量の雪が、勝手に落ちてます。

こんなだったのが

こうなのです。

気がつきませんでしたが、きのう日中の暖かい陽気のおかげでしょう。

雪下ろしをしないで済むので助かります。

一方、トタン屋根が痛んでおる物置小屋は雪が乗ったまま。

きょう雪下ろしをしないと、倒壊の危機でござる。

さて、

標記の写真はきのう書店で購入した「安倍官邸VSNHK」。

森友問題、本では森友事件と書いてますけど、この森友事件をスクープした相澤冬樹さんがこのほど上梓した本でござる。

安倍官邸とつながりの深いとされる報道局長によって、森友事件の記事がにぎり潰されたなど、あれこれ経緯が書かれております。

まだちゃんと読んではおりませんがね。

おぢにいわせれば、この内容はニッポンの「民主主義の根幹を揺るがす」大事件だと思う。

スクープを飛ばした記者が出世するならいざ知らず、左遷されるのでは、どこぞの共産国家と変わらん異常事態だ。

薄気味悪くてヘドが出る。

ですが、おぢは本を購入することぐらいしか、相澤さんを応援できません。

この本の最後には、こう書かれておった。

「プロの記者の仕事が信用されなくなり、ネット上のあやふやな情報が信じられている。この事態を正していかなければならない」

まことにごもっともだ。

真実を報道しようとした真っ当な放送記者を、左遷し、記事を歪め、記事を隅に追いやった報道局長の所業、あまりに恥知らず。

例えば、報道においては「取材源の秘匿」ということがいわれます。

情報源である人物を守るため、その情報源について情報を漏らさないことを指します。

2005年、ニューヨーク・タイムズ紙の記者は、CIA情報員の身元をメディアに漏らした政府高官の氏名の証言を拒否した。

この記者は法廷侮辱罪で収監された。

06年には、NHK記者や読売新聞記者が、米国健康食品会社の日本法人に対する課税処分情報をめぐり、情報源についての証言を拒絶した。

東京高裁は、民事訴訟法上定められた「職業の秘密」として保護される余地を認める決定を行っておる。

ではありますが、NHK記者も読売の記者も、逮捕を覚悟しながら「証言を拒否」したのだと思う。

情報提供者を守るのが記者の大事な職業倫理なのだ。

その伝でいえば、「公平、公正」こそが報道のまさに基本倫理。

それゆえ、安倍官邸の意向に沿って「Kアラート」と呼ばれる指示を出すというNHK小池英夫報道局長、あまりに酷い。

「公平・公正」を欠いた「皆さまのNHK」が聞いてあきれるデタラメだ。

ニッポンの民主主義の根幹である報道の自由を揺るがすこうした暴挙、許されるものではない。

ついつい独走しがちな権力を、しっかり監視するはずの報道機関が、官邸の意向を忖度するなど、言語道断。

国民もメディアも、もっと怒らんでどうする!! と思うおぢでござる。