きょうからいよいよ師走です。
午前6時の気温はマイナス4度。
きのうから降り続いている雪がノンストップ状態だ。
止む気配がございません。
まっすぐ上から深々と降り続いておりまする。
きのう2回デッキの上の除雪をしておりますが、まったく間に合いません。
豪雪地帯、羊蹄山ろくの面目躍如でござる。
さて、
秋篠宮殿下が誕生日を前に行った記者会見でござる。
「大嘗祭は宗教的色彩が強いので『私費』で賄うべき」との趣旨の発言が波紋を呼んでおるそうだ。
これは殿下のおっしゃる通り。
秋篠宮さまを大いに支持いたします。
宗教と政治を分離する「政教分離」は憲法で謳われておる。
大嘗祭は「天皇家の宗教的色彩が強い」と天皇家の一員である秋篠宮さまがおっしゃるのだ。
だから公費、すなわち「税金で賄うべきではない」は説得力がある。
なのに来年、現在の皇太子殿下が天皇に即位すれば、皇位継承順位第1位となる方のご意見を「宮内庁、聞く耳持たず」とはどういうことだ?
「聞く耳を持たなかった」と指摘された山本信一郎長官は直後の会見で「聞く耳をもっているんだけど……」と苦渋の表情だったそうだ。
大ウソついてもらっては困ります。
聞く耳を持ていないから、こういう発言が皇室から出てきたんでないの?
そもそも大嘗祭とは、「天皇が即位ののち初めて新穀を天照大神をはじめ天神地祇に奉り、自らも食す祭りのことで、天皇一世一度の最大の祭り」だそうな。
ようするに、天皇が行う収穫祭だ。
天皇皇位に関する重要祭儀でもあるそうだ。
重要なのは、その位置づけだ。
「大嘗祭は国事行為ではなく、皇室の行事」とされる。
皇室の行事を私費で賄いたいとする秋篠宮さま、まさに正論を申しておるのです。
前回の大嘗祭には22億5000万円がかかったそうだ。
国民の税金、「22億円も使うのはどうなんだ?」とも秋篠宮さまは申しておるわけ。
考えてもみてくださいな。
来年2019年10月には消費税が上がるのです。
ようは国にカネがないから、消費税を増税するわけ。
秋篠宮さまは、大嘗祭は私的な行事だから、「身の丈に合った形で」「天皇家の私費で」と申されておる。
憲法上の問題もあり、国民生活に配慮された、まことに結構なご発言ではありませんか。
国民としても、とてもありがたい。
大嘗祭を「国の行事だから、国民は税金を差し出すべき」とでもいうのなら、カチンとくる方もいるだろうけど、実際には「身の丈サイズで執り行いたい」との趣旨ですから大賛成だ。
そもそも、こうした皇族の意見を聞こうともしない宮内庁も政府もいかがなものかとおぢは思います。
天皇が退位したいと申しておった際も、これに難色を示して、1年遅れとなった。
ようは安倍政権は「高齢となられた天皇にもっと働け」と申したようなもんだ。
結果として、天皇の意志はないがしろにされたわけ。
皇室の皆さんのお考えを軽視する今の政府に大いに疑問を抱くおぢでござる。