おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

余市のワイナリーに、ワインの国から前の首相がやって来た!!

2018年12月04日 | Weblog

午前6時の気温はなんとプラス5度。

きょうは雨のち曇りのお天気で、最高気温は12度にもなる。

ただし明日は一転するそうだ。

ガクンと冷え込んで、吹雪のお天気だとか。

最高気温も12度から急降下、零度になるそうだ。

どうなってるんだろ???

ところで、

きのうはブログの更新をいたしませんで、読者の皆さまに失礼をいたしました。

いつも書いてますけど、そもそもテキトー人生ですので、そこんとこ、ご勘弁くださいね。

きのうは気温も高く、お天気もよろしいということで、朝からお出かけをしたのです。

道路がほぼ乾き、ポカポカ陽気の日は、「もう来春までないだろうね~」ってことで、ドライブしたのです。

まずはお隣の赤井川村の石川農園を訪ね、お願いしておったおコメ「ゆめぴりか」5キロを購入いたしました。

以前も書いておりますが、石川さんは蘭越町で開かれる「米ー1グランプリ」で去年準優勝した実力派のコメ農家。

すっかりブランド米となった「らんこし米」は少々値段はお高いのですが、石川さんちのおコメはそれに比べりゃ安いのです。

安くて旨いモノなんぞ、いまどき世の中にはほとんどありませんから貴重なおコメなのです。

ついでながら、秋口に美味しいものをお送りいただいた東京の旧友Sさんにも、この「ゆめぴりか」をお送りいたしました。

喜んでいただけると嬉しいけど…

精米したてのおコメは冷蔵庫に保管して、ちょうど1か月で食べきります。

いまどき「米びつ」保管では、どもこもなりません。

それでもコメは1か月も過ぎると食味はガクンと落ちますので、おいしいおコメは少量買い求め、冷蔵庫で保管してトットと食べきるのがよろしい。

これがおいしいご飯を食べる秘訣だそうな。

もっとも長期保存するには、玄米を買い求める方法もありますが、いかんせん「精米機」によって、食味が極端に落ちるのだそうな。

精米する際に出る「熱」が問題だそうな。

そこらの安物精米機では、せっかく玄米で保管しても、意味ないじゃん、というのがこだわり農家の見解でござる。

おコメを買い求めてから、今度は余市町へ。

しばらくお会いしていなかった落夫妻経営のオチガビワイナリーを訪れ、うだうだお茶をいたしました。

そこでへぇ~って話を聞いたのです。

なんでもこの10月、フランスの前首相、ジャン=マルク・エローさんというお方が黒塗りの車数台で突然、ワイナリーにやってきたそうだ。

ジャン=マルク・エローさんは、前の大統領オランドさんの下で、首相や外相を務めた人物ですわ。

この方が、いきなりオチガビワイナリーにやってきたわけ。

翌日、岩見沢で開催された障害者の文化芸術国際交流事業のフォーラムに参加するため、はるばるフランスからやってきて、どこでどう知ったのか、落さんのワイナリーに来たのだそうな。

ニッポンにはワイナリーも数多いとは思いますけど、ワインの国おフランスの元首相が突然やって来るワイナリーはそうない。

ってことで、ドイツ語が堪能というジャン=マルク・エローさんと、そもそも西ドイツ国立ワイン醸造所でワイン造りを学んだ落さんですから、すっかりドイツ語で話に花が咲いたのだそうだ。

フランスはワインを大量に生産し、なおかつ輸出する国でもござる。

そのお国の首相だったり外相だったりしたお方は、けっして怪しいワイナリーには来ないでしょう。

ワイナリーのあるべき姿をしておって、ロケーションも優れ、製造法も伝統的な製法をきちんと守っておるオチガビワイナリーだからやって来た。

ここは間違いないところなのだ。

ま、ワインについては、さっぱりわからんおぢですけどね。

そういえば以前「これはおいしい!!」と思ったワインが一つだけある。

オチガビワイナリーご謹製の「アコロン」ですわ。

そもそもワインなんぞについてはド素人おぢ、渋くてなにがどう旨いのか、まったくわからんかった。

そしたら、このアコロン、いきなり渋くないのです。

口当たりのいい赤ワインなのです。

フツーは、ワインを長い期間「ビン内熟成」させるとこうなるそうです。

このビン内熟成は、いわゆる「自然派ワイン」ではムリなのだそうな。

長期間寝かせて、味の変化を楽しむのがワインだそうですから、そうなると自然派ワインとかどうなんだろ???

話は戻りますが、いきなり美味なのがアコロンだ。

以前も書いた気がしますけど、このアコロン、ニッポンではいまんとこ、このオチガビワイナリーでしか生産しておりません。

地球温暖化を見据えて、ドイツ政府が次世代ワインとして育成しようというのがこのアコロンだそうな。

1本8000円(税別)と、我が家にすれば目の玉飛び出るお値段ですけど、おいしいワインとはこういうものかと、初めて知りました。

発泡酒とビールの区別もつかない「バカ舌」でも、これは旨いと分かる逸品なのです。

機会があればお試しを!!

上の写真は、「味比べしてみてよ!」ってことで、ことワインに関しては「バカ舌」のおぢ夫妻がいただいてきた白ワイン「ムスカテラー」と「ゲヴュルツトラミナー」

昨夜は休肝日でしたので、きょういただいてみます。

「ムスカテラー」は以前呑んだことのある上品なマスカット味ですけど、舌噛みそうな「ゲヴュルツトラミナー」はどんなだろ???