おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「地球儀を俯瞰する外交」破たんしてないか? 国民にお詫びしてはいかがかね!!

2018年12月09日 | Weblog

今朝は早起きいたしました。

仕事で忙しいのです。

ってことで、午前5時の気温はマイナス9度。

今朝も冷え込んでおる。

雪はというと、ドンドンジャンジャン状態だ。

今朝にかけて軽く20センチほど積もってます。

どうやら本格的なパウダースノー、スキー場関係者はさぞかし嬉しいことでしょう。

一方、おぢはというと、除雪のことを考えるとクラッといたします。

きょうは仕事で忙しく身動き取れないおぢなのでした。

シクシク…

さて、

2013年にスタートした安倍政権の「地球儀を俯瞰する外交」ですわ。

首相官邸のホームページによるとこれまでに76か国・地域を訪問し、600回の首脳会談をしたそうだ。

600回は凄いです。

ですが「最重要課題」と安倍さんが申しておる「拉致問題の解決」では、北朝鮮の若い将軍さまとは一度も話したことがない。

どうしてだ?

話もしないのでは、「最重要課題」である拉致問題の解決など、ありあえませんけど?

一方、プーチンさんとはこれまでなんと23回お会いして、そこでなんとか北方4島のうち2島だけ返してもらう算段らしい。

だけど、これは2島で幕引きの可能性大だとか。

しかも返ってくる2島の「主権」がどうなるかわからん気配というから、なんじゃらほいって話なのだ。

安倍さんの支持者は「2島でも還ってくるなら大きな成果」とでもいうんだろうけど、残り2島を放棄させられるなら「まさしく国を売る所業」だ。

民主党政権が、「2島返還」なんてこと言おうもんなら、ネトウヨは待ってましたとばかり「売国奴」呼ばわりしたろうけど、安倍2島返還はOKかね?

そして原発ですわ。

自民党政権も民主党政権も、延々推進し続けてまいりました。

安倍さんが経団連の会長らを引き連れてトルコに行ったのも、もちろん地球儀を俯瞰する外交の一環。

実態は原発の輸出でしたけど、先日ニッポン政府と三菱重工などの官民連合はトルコでの原発建設は「採算が合わない」ってことで、アジャパーに。

フクシマの事故のあと、「完全にアンダーコントロールされている」と世界に向けてアピールしたのが、ほかならぬ安倍さんだ。

だけど、世界の皆さんはそんな言葉は信用してなかったのよ。

だから原発建設に関しては、フクシマ以降、安全対策費はどんどん増えて、とうとう再生可能エネルギーによる発電コストの3倍にもなっちゃった。

そんなことなもんだから、アベノミクスを担うトルコへの原発輸出はオジャンですわ。

明治時代、トルコの軍艦「エルトゥールル号」がニッポンで座礁し、大荒れの中、和歌山県串本町の人々が乗員を救助して以来、友好関係にあるのがトルコだ。

トルコはこれを忘れず、イラン・イラク戦争の際、飛行機を飛ばしてテヘラン在住のニッポン人を救助してくれておる。

そんなニッポンの友好国で、しかも地震国に、危険な原発を輸出しようなんぞ、申し訳ないけど無くなってホントよかった。

そして、ここにきて、経団連会長の日立製作所会長は、日立が英国で進めてきた原発が「暗礁に乗り上げた」と認めたそうだ。

こっちも安全対策費で事業費が膨らみ「風前のともしび」だそうな。

原発の輸出を「成長戦略」と位置づけた安倍政権は、このほか、ベトナム、リトアニア、台湾、カザフスタン、ヨルダン、アラブ首長国連邦、インドにも原発を売り込んだ。

だけど、どれもこれも疑問符ばかりですわ。

経産省が中心になって進めたのかしらんけど、申し訳ないけど世界の趨勢は「脱原発」

すっかり時代遅れとなった、危険極まりない原発の時代ではございません。

このほか、アメリカに売り込んでおる「テキサス新幹線構想」も進む気配がないというのだ。

原発も新幹線もアジャパーで、財界関係者を引き連れた「地球儀を俯瞰する外交」どれもこれも、全滅状態なのだ。

国民の多額の税金を使って進めたのが地球儀を俯瞰する外交だ。

安倍さんよ、そろそろ国民にちゃんとお詫びしてはいかがかね!?