今度新しい名簿を作ると連絡が来た。創立130年以上という当校の名簿作成は、その古さから物故者もあり、社会状況もあって連絡がとれない者もあり、で作るのは大変な作業だろう。それを代行業者にお願いするというのはあり得ることだ。
名簿作成業者を選ぶ際になにが選択基準になるのか、まずは情報の管理体制だろう。情報漏洩がないことが選ぶときの最低ライン、次に連絡がとれない者の数をいかに減らすかという情報の信頼性とでもいうべき能力だろう。そして究極の選択は同窓会運営への関与がある。
さいわいにして当校の同窓会は一般社団法人という法人格をもち、土地と建物も所有して運営は苦しいけれど何とかやっているようだ。
この同窓会名簿作成業者の係りは、そのままケアマネジメントでもある。名簿作成の代行自体というのは給付管理をしている状態、連絡先追及を行い同窓会のニーズに答えるのは生活支援型のケアマネジメントに相当する。そして同窓会運営にまで提案するのは自立支援型のケアマネジメントを行うのに似ている。