nikkurei社長のひとこと**ケアマネは希望の星だ**

ケアマネジャーに笑顔をもたらす会社です
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藤沢周平著「霧の果て・神谷玄次郎捕物控え」読了

2012-04-14 23:07:15 | ケアマネ太郎日記



「若い女の死体が浮かんでいた。
昔、舟を繋いだ古い杭が五、六本、岸に沿って並んでいる。死体はその杭に戯れるように急に頬をすり寄せたり、少し遠ざかったりしながら、波に揺れていた。地平線を覆っていた雲が割れて、ひとすじの朝の光が川を照らしたとき、死体は光を羞じるように、くるりと身体を返して岸の方に顔を向けた。まだ、ほんのうら若い娘だった。」
藤沢周平という作家は人とくに弱い立場の人に愛情をもって表現する作家だと思っていた。その藤沢らしく死体にも愛情が感じられる文章だ。
この小説は常町廻り同心神谷玄次郎が事件を解決していく。主人公神谷は事件解決に長けた同心だが、その生い立ちのなかで出会った事件によって同心勤めに距離をおき、時として奉行所への出仕も怠る。
こんな主人公を中心に物語が進行するが、江戸下町の風情やら人情とやらを描いている。
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フジテレビがユーチューブ配信

2012-04-14 17:00:14 | 経営
番組を無料配信するという。この選択の背景にはTVでの視聴が減り広告収入が減少したことがあるようだ。そこで放映先を増やすという選択なのだろう。
この戦略では、配信内容の問題、視聴形態の変化が議論された上での選択なら、計画通りに収入が増えるが、見られる番組かどうか吟味がなければ一時的な対策にとどまる。みられる番組であって視聴の形態の変化によって視聴が減っているならこの戦略によって視聴の機会を増やすことにはなる。だが、収入増となるためにはクリック回数によるネット広告という手法による収入では単に視聴の増加では効果が得られないので、さらにネット広告につながる手法を加えることになるが、そこまでの手法が既存メディアにあるのだろうか、と思う。
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介護職にふさわしい者

2012-04-14 11:28:31 | ケアマネジメント
介護職に適する人とそうでない人がいると言われているが、本当にその通りなのか回答を得ていない。職業によって適正な人材ということはあるだろうが、いま介護業界で言われている介護職に適する人材という内容が、あまりにも「人」の部分に依って判断されているように見える。職場の作業環境や作業手順の規程それこそマニュアルといった部分により改善の余地はないのかと思う。
「土地が広大であれば、収穫は多く、国が大きいと人民が多く、兵が強ければ、指揮官は勇猛となります。太山はちいさな土塊もよそへやらないので、天にとどくほどの大きさになった。黄河や海は、細い流れもすべてうけいれたので、底知れない深さとなった」と、津本陽がその小説秦の始皇帝で言っている。
介護事業はエンドユーザーの多様化と数の増加によって、20年前の介護といまのそれとは様子が異なっている。エンドユーザーの変化に対応しない事業は市場から認められないというのは経済の原則であり、経済活動はそもそも社会活動の一環であるわけで、エンドユーザーの変化に対応しない事業は社会からの支持が得られない。
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