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自分は何をしたいのか分からない。
だから苦しさや侘しさを長く感じ続けている。
と言う人がいたとしたら、
その人は、本当は自分が何をしたいのかを知っているけれども
そこに踏み出すことに恐れや不安を感じている。
だから、その扉が見えない振りをしているだけかもしれません。
だとしたら、
その感じる怖さや不安をさっさと認めてしまいましょう。
今の自分には、恐くて不安でそこに踏み出すことが出来ないで良いんじゃないかと思うんです。
その怖さや不安は、
まだ踏み出すには、今の自分には何か重大なものが足らないことを
教えてくれているのかもしれないんですから、
であったら、そのまま突き進むのは、ただの無謀な行為にしかなりません。
扉を開けてその向こうへ踏み出す決断が出来ないまま、
そこに佇み、その扉を横目で眺め続けていては、
その向こうへ踏み出すことが出来そうな扉を見つけることが難しくなります。
だって違う扉の向こう側では、
横目で見ている扉の向こうと繋がっていることもあるのですから。
一番陥って欲しくないのが、そこに長く佇んでいる内に
横目で見ているその扉の向こう側でしか、
自分が幸せになれないとか、価値がないとか、意味がないとか考えるようになって、
踏み出さない自分を責めてしまうようになることです。
長く長く佇んだまま、長く長く自分を責め続けてしまう。
これだけは、何としてもやってはいけない。
やってしまうと、佇むにしても非常に居心地が悪くなります。
違う扉の向こうへ踏み出すにしても、しばらく佇むにしても、
それさえやらなければ自分の笑顔を失わないでいられる。
そう思うのです。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計