せっかく香川に来たのだからと
地元の人達が愛する「讃岐うどん」を食べようと
いくつか探してみたのですが行くとこ行くとこ
お正月休みでお休み。
で、友人提案の天一ということになりました。
前々から友人は天一のラーメンを食べたことがなく
一度は食べてみたいと言っていたのですが、
その都度「止した方がいいよ~。」と注意喚起をしてきました。
私の天一ラーメン初体験は東京で、
その時の個人的な印象は酷いもので、
スープは、ぬるく
しかも、お好み焼きの水溶き小麦粉かと思えるくらいドロドロ状態で、
殆どのスープは丼に残ったままで店から脱出。
私史上最悪、最低の評価。
そんな話を天一に嵌っている人と話をしたら
天一は3度食べないと本当の味は分からないらしいとのこと。
しかし、あのラーメンを3度どころか2度目はないだろうと思い
初体験から10年以上当たり前に経過しました。
ところが昨年の知恩院を訪れた時に、
お腹が減って適当なお店が見当たらず、
やぶれかぶれで入ったのが天一。
天一発祥の地だからなのか
「あれ?初体験よりもずっとマシだぞ。」と
そう悪いものではない2度目の体験をし、
今回の香川が、ちょうど3度目の入店に。
するとどうでしょう。
スープも特に抵抗感もなく
味も悪くないなと感じた自分に戸惑いながらも
麺、スープともに完食。
味の評価は、
天一1回目、東京、マイナス・トリプル3
天一2回目、京都、1グット
天一3回目、香川、1グット+
なんでかなあ。
味は京都のが一番旨かった。
友人はというと、
麺を食べたけれども、スープは殆ど残しの
私の初体験と同じ有様。
友人は、「天一はもう十分。もう食べなくてもいいや。」
私、「いやいや、天一は最低3度は食べなくては。」
と言ってしまっている自分が妙に可笑しかった。
ある時の自分の見たもの、感じたもの、考えが
いくら自分に正直であろうとも、素直であろうとも
自信があろうとも、
それが絶対的に正しいとも限らず、不変なものでもないことを
私は少しだけ身体で学んだ。