一度も読んだことが無くても
題名は聞いたことがある小説「罪と罰」の作者、
ドストエフスキーは、
とんでもないギャンブル好きで、
入って来るお金はもちろん、
家にある金目のものも全てをギャンブルに費やし、
出版社、知り合いに金を無心しまくり、
借金しまくったそうです。
海外の不倫旅行中に、
カジノで持ち金全部を使い果たし、
海外から出版社に泣きついて
お金を借りたエピソードのように、
不倫に借金のダブルあきまへんをやっちゃう。
負け続け生活に支障が出ようが、
借金を積み重ねようが、
ギャンブルを止めることが出来ない。
止めようとも思わない。
このような様子から思うに
ドストエフスキーは、
ただのギャンブル好きというより
ギャンブル依存症の疑いがあります。
依存症と言われる段階までになると、
勝ち負けではなく、儲けた損したではなく、
脳が高揚感を強烈、執拗に求めるようになります。
改善をするにしても
それ相当の覚悟と期間が必要となるのが普通で、
しかも、アルコール依存症や薬物依存と同様に、
全くそうでなかった以前のような状態に
戻れるというより、
ちょくちょく湧いてくる「またしたい。」の衝動を
自分がどうにか抑えられる状態になれれば
成功したと言える位にやっかいです。
油断すると再発する可能性があるので、
適度に楽しもうは非常に危険で、
一切関わらないことが求められます。
依存症の状態のままでいると
その行動は、自分だけでなく、
自分の周りの人にも迷惑をかけ、
周りからの信用を失い、
破滅的な未来へと確実に進んでいきます。
破滅への運命から脱するための第一歩は、
本人が自分が依存症であることを自覚し、
心から治そうとする気持ちを持つことになります。