神戸北野ホテルの北側の山本通り(異人館通り)を
東方向へと少し歩いた所にあるのが
伝統的建造物に指定されているシュウエケ邸。
シュウエケ邸
ここって北野異人館街に含まれるのか
それとも外れになるのか分かっていませんが
異人館街に立ち並ぶ建物と同じ雰囲気を味わえる
異人館が2棟並んで建っています。
シュウエケ邸は、
建築家A.N.ハンセル氏の自宅として
明治29年に建造されたもので、
現在もシュウエケ家の自宅として使用されています。
室内は、他の西洋館でも見られる
クラシカルなインテリアで統一され、
壁面には明治時代の浮世絵約200点が
飾られていて
広い庭園の芝生には石灯籠が配置され、
屋根の上には鯱がのせられていたりと
和洋折衷の面白い異人館のようです。
以前は、庭園と1階の一部が
一般に公開されていたようですが
現在は、残念ですが休館中のようです。
山本通り(異人館通り)
異人館通りに設置されていたマンホールのようですが、
ポールを真上から撮影したもの。(友人撮影)
シュウエケ邸の隣り合わせに建つのが
旧ディスレフセン邸。
旧ディスレフセン邸(門兆鴻邸)
旧ディスレフセン邸は、
明治28年に建築されたものですが、
こちらの建物も門兆鴻氏の邸宅として
現在も使用されていて非公開となっています。
建物の壁上部の梁の曲線と窓の緑が
立ち木の曲線と緑の色がマッチして良い感じの
旧ディスレフセン邸の特徴は、
主屋と付属棟を結ぶ渡り廊下があることで
『渡り廊下の異人館』とも呼ばれているようです。
上の2つの建物とは別に
『風見鶏の館』似た一軒の素敵な洋館の門に
販売の看板が掛けられていたので
洋館に興味のある方は見逃し厳禁ですね。
販売価格は、いくらなんだろうか?
異人館通り いりえのほとり
異人館通りで友人の好奇心を刺激した
一軒のお店。『いりえのほとり』
いりえのほとり 店内
広くはない店内には二人の女性。
人形に興味がなさそうな風体で
あきらかに冷やかしに見える私達を
とても気さくに迎えてくれたんですよね。
私達からの商品への質問に対して
店員の説明する口調や様子から
自分達が販売している商品を
好いている感じが伝わってきます。
マトリョーシカ人形
目薬の容器よりやや小さい人形がパカっ開いて、
中から一つの人形が現れて終わらず、
合計4つの人形が次々と現れたのには驚きで、
小さなサイズの人形を欲しくなりましたね。
私が一番欲しいなと思ったのは、
高級感が駄々洩れの紅茶のポットとカップと下皿。
値段を聞いても買えそうもないので
しげしげと見つめるだけ。
店内を出た友人の手には、
小さいサイズの人形と他の商品。
買った気持ち、分かるわあ。
カトリック神戸中央教会 鐘楼
異人館通りから坂道を下って
再びパールストリートまで降りて
本日、3か所目の聖域に到着です。
カトリック神戸中央教会は、
1995年の阪神淡路大震災で
被災した3つの教会を統合して
神戸の教会新生の要として誕生しました。
今回の神戸聖域探訪の同行者は、
2月のサンタさんなので最後の探訪地は、
やっぱキリスト教の施設でなけりゃね。
震災で落下した鐘(友人撮影)
カトリック神戸中央教会は、
誰もが自由に訪れることが出来る
開かれた教会となっています。
カトリック神戸中央教会 玄関
玄関横の壁面
この言葉に尽きるんですよね。
これさえ出来れば、私達の殆どの苦しみは
消えてなくなってしまうと思うのですが、
簡単なことのようで、ほんと難しい。
難しいは、やる気がないとか諦めと
同じ意味になりかねないので
まず誰かひとりを、そして次の誰かを、
の方が良いですね。
カトリック神戸中央教会 マリア像
主聖堂にあった聖母マリア像と思われる像。
私が絵画で見た聖母マリア像のイメージと少し違うので
もしかするとマリア像ではないかも。
カトリック神戸中央教会 主聖堂
私達が主聖堂に足を踏み入れた時、
主聖堂には牧師の方が奏でるオルガンの音が
心地良い自然の風のように流れていました。
私達の他に誰もいなかったのですが、
長椅子に座ってオルガンの音色に浸っていると
1人、2人、3人と増えていたので
まだまだ人は増えそうでした。
カトリック神戸中央教会 主聖堂のステンドグラス
主聖堂は多くのステンドグラスに染まった
自然光が差し込み神秘的な空間となっていて
神社もモスクも厳粛さ、神秘性は感じられたのですが、
それらに加えて愛に包まれる感じが
一番感じられる気がしたんですよね。
言い方が良くありませんが、
コーディネートが巧だなあと感じます。
私達が教会を後にする時にも
外国人の方々が三々五々にやって来ていたので
私達は一番良いタイミングで訪れたかも。
神戸三宮 喫茶 もえぎ
今日、1日で神道、イスラム教、キリスト教と
3つの聖域を訪問したことで
それぞれから違う強い刺激を受けて
混乱している神経を暖かいコーヒーで休めることに。
喫茶 もえぎ 店内
白くて四角い手作りケーキのレアチーズケーキ。
美味しかったなあ。また食べにこようっと。
友人を新神戸駅とを結ぶ地下鉄の駅まで送り、
手を振りながらホームへと姿を消した後も
少しの間、今日の友人との時間を思い返しながら
友人が姿を消したエスカレーターを
改札の外から眺め佇んでいました。
後で友人から聞いた話だと
新神戸駅方向とは逆のホームに降りていて
エスカレーターでまた戻ったとのことです。
私がもう少し佇んでいたら
「あれ?」
今回も私の趣味にお付き合い下さり
ありがとうございました。
私のブログを訪問して頂き感謝いたします。
今後も名所巡りを楽しんで頂けたら
嬉しく思います。