アメリカのノースカロライナ州法で
未婚男女の同居は軽犯罪にあたるとしているのは
合衆国憲法に違反するとの判断が下されたことで
2006年になって廃止されました。
私の中学生の頃に同級生の間で
かなり話題を集めた映画『同棲時代』。
世にアダルトビデオ存在していなかったので
エッチな映像は、大人専用の映画だけ、
エッチな雑誌は、一般的ではないお店でしか販売していない、
そんな地域環境で育っていたと言うより、
秘め事についての産業は身近なものではなかった時代に、
突然、大人専用の映画を
多く製作していた映画会社からではなくて
一般の映画会社から製作発表された映画『同棲時代』。
映画『同棲時代』の映画ポスターの
女優の由美かおるのヌードポスターに衝撃を受け
映画切っ掛けで同棲と言う言葉と意味を薄っすらと知り、
まだまだ同棲が一般的ではなかったはずの時代と
まだまだ子供でしかなかった中学生の私達にとっては、
あれは、かなり衝撃の出来事でした。
そして、同棲については中学生の私達にとっては
親に言われた訳でもなく、先生に言われた訳でもなく、
誰かから言われもしていないのに、
何かいけないことのように感じてもいたし、
密かに憧れのような気持ちもあったように記憶しています。
日本では、同棲は法律的に合法ですし、
現在の日本の社会では、市民権を得ている感がありますが
アメリカの未婚の男女が同居することは
軽犯罪法として定められた時代にも
私の周りに漂っていたものと
同じ様な空気感があったのだと思います。
さてですが、アメリカの3州
『フロリダ』『ミシガン』『ミシシッピー』では、
軽犯罪法にあたるとなっていたようで
フロリダ州法では、同棲について違反者に対して
60日の服役と500ドルの罰金を科すと定めていました。
フロリダ州上院のソベル議員は
50万人以上の男女が同居している現状があり
実際に逮捕された例は殆どないとして
時代遅れの法律だとして撤廃を求めていました。
2015年 フロリダ州議会は、
1868年に定めた同棲に関する州法について
撤廃することを全会一致で可決しました。
2023年現在、残る2州が
同様に撤廃となったのかは確認が出来ていません。
このような法律は、
宗教観からきているものなんでしょうね。
同棲については、
付き合っている時では表面化しなかった問題が
結婚して一緒に暮らし始めたらドバドバと発覚して
もう結婚生活を送れないと離婚になるよりも
プレ結婚生活を行ってから
結婚に至る方が良いようにも思います。
とは言え、
同棲は、結婚と比べて別れることが容易になるので
同じ問題が発生した時に別れる選択をすることが
多くなるとも言われています。
出口への鍵を手に持った感じの同棲と
出口への鍵を引き出しの奥にしまい込んだ感じの結婚との
違いでしょうか。
また恋愛の熱病に感染したまま勢いで結婚へと向かわずに
感染した恋愛の熱病の免疫を獲得して
ときめく気持ちが落ち着いた状態になると
同棲相手との結婚に色々と迷いが
生じたりすることもあるようです。
二つの選択肢を自由に選べることは
良いことのように思われるのですが、
同棲を経ずに結婚をしていれば
末永く暮らす運命にあった男女が、同棲を経たことで
二人の運命が変わってしまうこともあるようなので
同棲の良し悪しについての答えは………分からんなあ。