心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

多頭飼い

2023年06月02日 | 雑感・愚見

 

1990年 神奈川県川崎市の金融業者の支店に

家庭用バーナーを持った女が押し入りましたが

従業員に取り押さえられました。

 

犯人の女は、20匹いる飼い猫に

お金がかかるので強盗を思い付いたと供述しました。

 

 

世話をしきれなくなったり

費用的に飼うことが無理になったら

誰かに譲渡するなり、保健所に連絡をするなりして

自分が飼える頭数に減らすのが当たり前。

 

とは言え飼い主からしたら

情ある猫達と離れたくないと思うだろうし、

自分でそのような決断をすることは

かなり難しいので頭から除外したんでしょう。

 

自分にとって最良の全ての飼い猫を

そのまま飼い続けるための費用を捻出方法を考え、

最悪の選択と言うか、無茶苦茶な選択をしてしまい

飼い主の女は逮捕され、飼い猫たちは主を失い、

譲渡会で譲渡されたり保健所に引き取られたりと

本人が一番避けたかった結末を招くことに。

 

多頭飼育が崩壊した現場の多くは、

餌が不足していたり衛生環境が悪かったりするので

おそらくですがこの女性の場合も

同じような状況であった可能性は高いかなと思われるので

猫達にとっては最良の結末だったかも知れません。

 

情が芽生えるし離れられなくなるのも自然なので

そうなっては適切な判断、決断をするハードルは高くなるので

飼い主にとって飼うペットの数をしっかり管理、調整することは

多頭飼育崩壊を招かないために必須です。

 

これらを当たり前のことだと思える多くの人達は、

多頭飼育崩壊を招くことが無い人達だと思われます。

 

多頭飼育崩壊を招く要因の一つに

居住空間において度を超す大量の物品を

収集することを止められず、捨てられず、

整理整頓を放棄し、過剰にため込むことで

色々な問題を引き起こしてしまう

脅迫的ホーディングと言われる精神疾患があります。

 

自分の周りのことは映し鏡と言われるように

多頭飼育崩壊状態は、その人の内なる心の状態を

映し出しているとも考えることが出来ます。

 

その人は、心の中の強い寂しさを打ち消すために

必要以上に物を溜め込んむことで

心の穴を埋めようとしているのかも知れません。

 

他人から見ると不要でありゴミのように見えるものでも

その人にとっては大切なものだと思えて

それらの物で囲まれることで心の中の寂しさを

打ち消そうとしているのかも知れません。

 

その人が多くの仲間と楽しくやりたいと無意識で願う気持ちを

自分に懐いてくれる生き物を周りに多く存在させることで

叶えているのかも知れません。

 

どうであれなんであれ

日常生活や健康にまで支障を及ぼす状況までなると

飼い主のためにも猫の為にもなりませんし、

強盗をして逮捕されるって正常な判断が出来ない状態にまで

精神的、経済的に追い込まれていたのだと思うので

この逮捕を機会にして色々なことを

立て直せることが出来たと信じたいところです。

 

 

 

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