心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

カーチェイス

2024年01月21日 | 雑感・愚見

 

1999年 神奈川県の国道を巡回中のパトカーが

35歳の男が運転する盗難車を発見し停止を求めたが、

男は、停止することなく逃走しました。

 

この男は、国道を走行していた一般車両に

1分に1台の割合で追突しながら

約12㎞に渡り逃走し続けた後に逮捕されたのですが、

29台もの一般車両が被害を受けました。

 

 

私が立ち寄った記事にはそう書かれていたので

これ実際にあった事故なんでしょうけど

29台もの一般車両に接触事故を起こしながら逃走って、

これはもう事故じゃなくて事件ですよね。

 

アメリカでは珍しくない事件だとしても

日本では殆ど聞いたことがない派手なカーチェイスなので

全国的に報道されていても良いはずですが、

私にはこの事件が報道されていたという

記憶が全く残っていないのはどういうこと?

 

しかし、窃盗犯ですよね。

これ普通に逮捕されていれば禁固数年ですみそうですが

もしかして、ここまで派手に罪を重ねたとて

罪が数年上積みされるだけだったりして………

 

このような悪質な犯人は、厳罰に処して欲しいところですが

日本の裁判は、悪質な加害者にも甘いですからねえ。

どうなったのでしょうか。

 

 

1999年に東名高速道路で飲酒運転のトラックに

後ろから乗り上げられるように

追突された普通乗用車は、瞬く間に炎に包まれて、

後部座席の3才と1才の女児が焼死しました。

 

炎上する乗用車の運転席側の窓から

必死に逃げ出した妊娠中の母親に

事故を目撃し駆け付けた人が「離れろ!」と叫ぶ声に

母親の「まだ子供がいるのお!」と叫ぶ声。

 

衝突したトラックの運転手は、救助しようともせずに

事故車両から離れるようにフラフラと歩き、

何かを言っている声の様子は、

呂律が回っていないように聞こえる。

 

この飲酒運転事故のリアルな映像が報道され

加害者の飲酒運転トラック運転手が起こした事故の結果と

受けた刑罰があまりにも乖離していたので

加害者の運転手に怒りが向けられる以上に

当時の法律に対して不満や怒りが向けられました。

 

この事故以前にも過失とは到底言えないような

運転手が起こした事故結果と判決で命じられた刑罰との

乖離が酷いとの声が上がっていたこともあり、

2001年に危険運転死傷罪が制定されました。

 

また飲酒運転に対する処罰も厳しくなり、

検問等で飲酒運転が発覚した場合、

(5年以下の懲役または、100万円の罰金)。

 

飲酒運転の事故で負傷させた場合の処罰は、

15年以下の懲役

死亡させた場合は、最大20年の懲役

 

飲酒運転の厳罰化によって

酒気帯び、飲酒運転が関連した死亡事故は、

80%程度減少しているとのことなので

大きな結果を生み出しているようですが、

それに伴いひき逃げが増加したようです。

 

想像力の欠如、無責任な悪質な輩は、

刑罰が厳罰化されようがされまいが

平気で飲酒運転はやるだろうし、

事故れば逃げるんでしょうけど、

 

飲酒運転の検挙を恐れたり、飲酒運転事故を起こした際に

強烈な社会的制裁や厳罰化を恐れて

反射的に逃げることを選択してしまう人も増加。

 

厳罰化は、常識人を過ちからより遠ざける効果を生み出し、

悪い行動をする人は、より悪質な行動を誘発する

二極化を生み出す結果にもなっているような気がします。

 

飲酒運転の厳罰化、危険運転の厳罰化については

80%の減少効果を得られているので

何ら反対する気持ちはないのですが、

私には、犯罪に対してどれ位の刑罰が最適なのかは分からんなあ。

 

日本の裁判は、加害者に対して甘いと感じてしまうけれども

その甘さの分が、一人殺したのだから二人目も三人目も

もう同じだと殺人犯のタガが外れない効果があるかもしれません。

 

暴力団がオレオレ詐欺に手を伸ばしたり、

闇サイトで強盗をビジネス化したり、

薬物販売に力を入れたりと堅気に手を出すな!が、

もはや死語となっていそうな感があるのも

暴力団への締め付けが厳しくなったことが

一因になっているとも私は思っていて、

 

この世に悪が栄えた試し無しとは言いますが、

この世に悪が途絶えた試しも無しで、

重罪犯への厳罰化は、基本賛成の立場ですが

私には、最適の程度が分からん。

 

 

 

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