1981年 アメリカのニューヨーク州で
窓口の職員を拳銃で脅して118ドルを奪った
銀行強盗が間もなく逮捕されたのですが、
この強盗犯は、何と9歳の男の子だった。
これは当時のアメリカでの最少年の強盗となりました。
生まれ落ちた時は、全ての子供は天使で
天使であったはずの子供達は、
育っていく過程で養育者や環境や近所の人や友人、
見聞きする情報等の色々な影響を受けて
個人の性格や行動に違いが生まれると信じています。
なので生まれながらの悪人はいないので
幼い頃に受けた影響は、個人と融合しているかの如く、
あまりにも自然に溶け込んでいるので
改善するのは容易くはありませんが、
個人の無意識に取り込まれ悪い影響を及ぼしているものは、
それを維持させることを難しくするような
何か衝撃的な出来事や人との出会いがあったり、
個人が本気で望み、本気で取り組めば、
悪い影響を及ぼしているものを
書き換えることが出来ると信じています。
で、アメリカのニューヨーク州の9才の銀行強盗。
日本だったら小学三年生前後だろうか、
何がどうなったらこんなことをしでかす
子供になるのだろうか。
外国では幼い子供に小銃を持たせて
私達の敵は何々だと洗脳教育をし、
戦闘訓練を施しているような環境のように
大人達が子供に銀行強盗を善とするような
洗脳を施しているはずもないはずで、
要因を一つ一つ挙げれば
拾い挙げることも出来るのだろうけど
数多くの色々なことが複雑に影響を与えているはずで
原因は、これとこれって言えないと思う。
さてさてアメリカは、子供のと言えども
犯罪に対して甘くはないようで
7歳未満の場合は、
刑事責任能力がないとみなされていますが、
銀行強盗の男の子は、9歳なんですよね。
州によっては、死刑判決の可能性もあるし、
仮釈放の可能性が与えられていない
絶対終身刑の判決も下されることもありますからね。
まあさすがにこの9歳の男の子の場合、
銃を用いた銀行強盗という凶悪犯罪を働いたといえども
奪った金銭は、118ドル、
人に向けて銃を発砲していなさそうだし、
死刑とか絶対終身刑とはならないでしょうけど
いったいなにがどうなってこうなった?
交通網の発展、通信の発達、外国との交流が増え
世界は狭くなりグローバル化の波が押し寄せているものの
容易く日本の価値観や風習や風土が
安易に色塗られはしないと思うのですが、
日本にも諸外国の影響がちらほらと。
個人主義、拝金主義、合理性も良いけれども、
少しずつ少しずつ優しさや思い遣りや温かさ、
気品や誇りの優先順位が下へ下へと追いやられ、
競争社会ではなく弱肉強食の社会へと変わりつつあるような………
少年法が改正するに至ったように
凶悪犯罪の低年齢化がジワジワと広がりを感じるし、
後、何年かすれば日本にも小中学生の凶悪犯罪が………
そんなことが起きてしまうまでに
日本が色塗られてしまわないことを願うばかりです。