心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

要のギヤ

2010年06月18日 | 心理カウンセリング





悩みの状態とは精神的、

もしくは物理的に身動きが取れない状態と考えます。

ですから、心の問題の解決というのは、

今いる場所から動き移動することです。



それは、何かに対する今までの考え方が

変わることもそうですし、

何かに対する強い想いを手放すこともそうですし、

実際に、何かの行動を起こすことも含まれます。



そこで止まってしまっているものを

動かすために、動かなくなっている原因のギヤを突き止め、

再び動くための新しいギヤが何か、

それを一緒に考え、一緒に発見していくのが

心理療法であって、

問題解決のカギとなる必要な新しいギヤに取り換えること、

それは、その本人のみが可能なことなのです。



時には、心理療法者からのアドバイスが

功をそうしたように見えることがありますが、

その場合においても

本人が最後のギヤを取り変える決断をしているからです。



問題の原因となっている心の規則はなにかを、

考え、検討し、発見し、

そして、新しいギヤとは何かを考え、

検討し、見つけていく。

そして、新しいギヤを取り換える決意と、

それが動き出すことを決断する。

その全てを本人が行い、結果を得る。

それこそが心理療法の理想です。



問題解決のスピードを速めるために

心理療法者が、

立ち入ることもあったとしても、

それでも最後の最後のギヤは、

本人の手によって入れ替えることが求めます。



相談に訪れる方の中には、

「分かりません。」「それは出来ません。」

「どうしたら良いでしょうか。」

と言うような言葉をすぐに使う方がいますが、

この言葉は断固として認める訳にはいきません。



何故なら、このような言葉には、

「自分にはそれを考え、検討する能力がない。」

「自分には、それを行うだけの能力がない。」

「自分の考えで良いものは何もない。」

「自分がするのではなく、してもらうことを求めている。」

といったような意味が含まれていますから、

この言葉を、そのまま認めてしまうと、

その言葉の裏に含まれる意味までも

認めてしまうことになり、

マイナスの自己暗示の役割を担ってしまいますし、

「私は最後のギヤを入れるつもりはありません。」

と言った気持が表れていることもあるからです。



このような言葉が何度も、

そして簡単に出てくる場合には、

そこにこそ本人の問題を解決する

最初の鍵が存在することになります。



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