心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

野獣派

2019年11月06日 | 雑感・愚見

1961年のちょっと古い出来事なのですが、

その世界では野獣派の代名詞で知られているらしい

フランスの画家「アンリ・マティス」の作品が

ニューヨーク近代美術館に展示されました。

 

その展示された多くの作品の中で油絵「船」と言う作品が

47日間も逆さまに展示されていたことに

11万人以上も訪れた来場者も美術館の学芸員も気が付かず、


ようやく最終日前日になって、展示されている絵と

カタログに掲載されている絵とが違うことに気が付いた

来場者から指摘を受けて発覚しました。


最後日の前日まで逆さまに展示されていることに

誰も気が付かなかった油絵と言うのが、


アンリ・マティス作「船」

こっこっこっこれは……。

一般の来場者は、確かに気が付かないとしても

「なるほど。なるほど。なるほどな。」と納得はしますが、

美術館専属の学芸員が気が付かないってのは

さすがに駄目なんじゃないかと。


展示会に11万人も訪れたのですから

絵の向きがおかしいことに気が付いた来場者は、

最終日に間違いを指摘した来場者以外にもいたとは思うのですが、

来場者の皆が何の異も唱えず、「ほお~これが……さすがですなあ。」

なんて感心する大勢の様子を見て裸の王様的な同調行動が起きて

「なんか違うような、でも私の勘違いだろうな。」と思ったり、


美術館がしていることなので何か意味があるのだろうと

ハロー効果のようなことが起きていたのかも知れません。


弘法も筆の誤り。河童の河流れ。釈迦も経の読み違い。

間違えても良いじゃないか。笑われても良いじゃないか。

あなたも私も人間なんだもの。


By あいだみつお じゃない人。

 

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