２００５年 マケドニア人の男性が
イタリアのアドレア海に面したぺーサロの街で
給油を終えて出発した６時間後に
妻を置き去りにしたことに気が付きました。
夫婦は、ドイツの自宅に帰る途中だったとのこと。
チョイと調べてみたらアドリア海は、
イタリアの長靴の東側にあってぺーサロの街は、
中央より少し北側にある街で、
北上してスイスかオーストラリアを経由して
ドイツに帰宅となります。
グーグルマップ調べでは、
ぺーサロからスイスまで車で約７時間、
オーストリアまで約８時間なので
どちらかの国境近くまで行ってから気が付いたあ。
６時間も何か他のことに心が奪われていたってこと？
国境が迫って来た時に助手席にいる妻に
「そろそろ国境だね。」って話しかけて
いるはずの妻がいないって初めて気が付いた？
これ気が付いて給油したガソリンスタンドまで
慌てて引き返したんでしょうけど
既に６時間も走った後なので
妻の元に辿り着くまでに最低１２時間かあ。
妻が携帯電話を持っていなかったんでしょうし、
もしかしたら現金もカードも持っていなかった可能性も………
馴染みのない土地で現金もカードも持っておらず
一人取り残されるって心細かったでしょうねえ。
慌てて引き返し妻の元に無事帰り着いた夫は、
奥さんからやられたやり返す倍返しだ！って
こっ酷くやられたであろう様子を想像するとゾゾゾゾ！
携帯電話なんてない時代に私が付き合っていた彼女に
待ち合わせの場所に３時間待っても来ず、
家に電話したら家を出ているとのことで、
感情がイライラから怒りになり、怒りから心配になり、
移り揺らいだ感情がスンと平坦になった頃に
申し訳なさそうな笑顔で現れた彼女を
笑顔で出迎えた体験があるので、
ワンチャン、妻を置き去りにしたガソリンスタンドに
辿り着いた時には、妻の怒りがピークを過ぎてしまって
気味が悪いほど怒られないこともあるかも。
妻の誕生日とか夫婦の記念日を忘れることはあっても
給油前まで同乗していた妻を置き忘れるなんて
普通は、あり得ない話ですが、
この出来事によって夫の妻への想いが
どの程度だったのかが明らかになったとまでは
言えないんですよね。
元巨人のスター選手であり元巨人の監督でもあった
長嶋茂雄氏が球場に一緒に来ていた自分の子供を忘れて
１人で帰宅した話は有名です。
夫
「帰宅途中で君のイメージにピッタリな素敵な花を見つけたんで。
はい。これプレゼント。」
妻
「うわ～ありがとう。で、私が頼んでいた夕ご飯の食材はどこ？」
夫
「えっどこって………あわわわわわ。」
このマケドニア人の夫は、これまでの日常生活においても
時々自分の世界に入り込んでしまう人だった可能性も。
とは言え、私は言いたい。こりゃ酷い！
