心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

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2012年10月05日 | 催眠療法


運動のし過ぎで膝を痛めて、

何日か満足に歩けなくなった時に、

普通に歩けていた時が、

どれだけ幸せな時の中に自分がいたのかを

気付かされたりします。



当たり前に動けて、当たり前に美味しく食事が出来て、

当たり前にあいつと話をし笑う、

こんな時、幸せな時にいるはずなのですが、

私達は、それを忘れていたりします。



幸せを感じたり、良い気分で過ごす時間を多く持つためには、

善いこと、美しいもの、恵まれていること等に、

自分の心のチャンネルを合わせば良い訳です。



例えば、

大好きな異性との別れの時に、

素晴らしい時を過ごせたことへの感謝する気持ちに

チャンネルを合わせたり、

新しい恋との出会いを期待する気持ちに

チャンネルを合わせたり、



何かうまくいかなかった時には、

何が足らなかったかを知ることが出来たことや、

そのやり方では上手くいかないことを知ることが出来たことへ

チャンネルを合わせたりです。



とは言うものの、

幸せのチャンネルに当たり前のように、

ごく自然に合わせる人生の達人もいますが、

多くの人にとっては、

そうやすやすと実行できるものではありません。



ポジティブなチャンネル自体は、

見つけようと思えば案外簡単に見つかるものですが、

「あっ!」とか「ハッ!」とかの

気付きを伴わないまま、

力づくでポジティブのチャンネルに合わせようとすると、

逆にネガティブの面にますます注目することになり、

苦しみや辛さが増すことに繋がることもあります。



よって私の施療の場合、

催眠でポジティブな言葉の暗示を

ただ闇雲に投入することはありません。



本来は、ポジティブなチャンネルに合わせることは、

今の自分になにも足さなくとも、引かなくとも、

可能なはずですが、

それを難しくしているのは、

取り組みの順番が違っていたり、

重要なことをすっ飛ばしてやろうとしているからです。



つまり、ネガティブなチャンネルに合わせることの方が、

何らかの理由で、

その時の自分には、順位が上位になっている訳です。



その優先順位をそのままに、

ポジティブなチャンネルに合わせようとすることは、

服を脱がずに、お風呂に入って身体を洗っても

身体の汚れは綺麗にすることは出来ないのと同じです。


催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計

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