心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

座間9遺体発見事件

2017年11月08日 | 雑感・愚見

11月にアパートの一室から9人分の遺体が

発見された衝撃の事件が起きました。

 

現在の本人の供述によれば

犯行動機は、金銭、強姦目的とのことで、

遺体損壊も事件発覚を恐れてのようです。

 

事件発覚直後は、

殺害行為を主目的に行うシリアル・キラーによる

犯行かと思われたのですが、

今は、そうではないように思えます。


シリアル・キラー(連続快楽殺人者)は、

遺体の写真や遺体の一部、被害者の持ち物などを

「記念品」「戦利品」のように

取っておくことが多々あり


今回の事件も

遺体の一部や身分証明書等が残されていて、

シリアル・キラーの行動と一致する部分が

あるにはあるんですが、


シリアル・キラーは、

犯行が発覚し逮捕されると

自分が素晴らしいことを成し遂げたかのように

誇らしげに、自慢げに語ることが多く、


今回の犯人が送検される時の車内で顔を隠す様子や

本人の供述の内容から考えると、

犯行動機は、

金銭、強姦目的で、特に強姦が主の目的だと

そう思えてきました。

 

強姦目的で、女性の部屋に侵入したり、

夜道で襲いかかるのではなく

自殺願望(自分の身体を大切に思っていない)の女性を選び、

自分の罠に誘い込んでいることを考えると、

気弱な人物、荒っぽくない性質と考えることも出来ます。


気弱な人物だとすると、

最初の計画段階から殺害することを

決めてはいなかったかもしれません。


性的衝動が抑えきれず、

性的衝動を満たすためだけに計画を立て実行。

実行したものの性交を拒否され、

衝動を抑えきれずに強姦。


気弱ゆえに強姦をどうしても隠蔽しなければと殺害。

今度は、遺体を処理する必要が生じて遺体損壊。

このことでタガが外れて連続殺人へと至ったと

考えることも出来ます。


シリアル・キラーで有ろうが無かろうが、

あまり意味はないのかもしれません。


全くの個人の見解ですが、

シリアル・キラーがぽつぽつと現れるとき、

社会が相当にきしんでいることを

教えられていると思うのです。



ここで、おぞましい事件からいったん離れて、


トラブルと向き合うことを

後回しにすればするほど

問題が大きくなるものです。


最初についた小さな嘘がバレないように

嘘に嘘を塗り固めたり、

言い訳に言い訳を重ねたりするうちに

辻褄が合わなくなり、

信頼を大きく損ねたり、


駄目だと思いつつも

これ位ならと手を出し足を踏み入れ

気が付いた時には、

取り返しがつかないようになってしまったり

(薬物、アルコール依存、横領、借金等)


自分の押さえきれない衝動を

これ位ならと自分に言い訳をして

禁断の領域に足を踏み入れると

平坦に思えたその領域は、

実は急斜面で転がり落ちるようになっています。


ただでさえ欲求や衝動をコントロールすることは

簡単ではないのに、転がり落ちる勢いがつくと

それを止めて引き戻すことは

ますます難しくなります。


ゆえに、比較的にコントロールしやすい最初の段階で

止めることが大切だと言うことを

今回の事件から再確認させてもらいました。


催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。