心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

京都 光明院

2021年04月02日 | 名所めぐり(京都)

 

鴨川デルタから出町柳駅から京阪本線に乗車して

鳥羽街道駅で下車。

 

ちょこっと足ごたえのある坂道を少し上り、

午後4時前に辿り着いたのが光明院

 

 

 

光明院 山門

 

光明院は、京都の紅葉の名所の一つ東福寺の塔頭寺院で、

何年か前に写真で見た光明院の枯山水の庭を

一度は参観しておきたかったんですよね。

 

 

 

 

 

 

玄関

 

 

 

 

 

 

光明院 摩利支尊天

 

仏教の守護神の天部の中の神で、

陽炎(かげろう)を神格化したものです。

 

陽炎は実体がないので傷つけられることも無く

捕らわれることも無いとして、

戦国武将の間に戦場の護神として信仰されました。

 

 

 

庫裡・拝観受付

 

拝観受付ではあるのですが、

拝観を受け付ける場所も人もいません。

特に決められた拝観料もありません。

 

玄関に備え付けられた竹筒に

自分の志に見合う金額を入れるようになっています。

 

この日、偶然にも背負っていた

金の延べ棒をと思ったのですが、

竹筒に目安として300円と書かれていました。

 

 

 

 

 

 

茶亭『羅月庵』

 

建物の中に入ると茶亭『羅月庵』から

三尊石組と呼ばれる3つの立石がお目見えします。

 

三つの石が釈迦三尊、阿弥陀三尊、薬師三尊を

表現しているのだそうです。

 

このような石組は、日本庭園に良く観られるものですが

ここ光明院の『波心庭』と呼ばれる枯山水庭園には、

三尊石組が3つ置かれています。

 

 

 

 

波心庭は、主に立石で構成されていて

大小75の石が配されています。

 

 

 

 

庭の背後にあるツツジが「雲」を、白砂は「大海原」を、

白砂と苔庭との境目に置かれている白い小石は、

海岸に打ち寄せ砕け散る波しぶきを表現。

 

 

 

茶室『観庭楼』

 

光明院には茶室とされる部屋が3つあるのですが

どの茶室もこれまで目にしてきた茶室とは違っていて

言われなければ茶室とは思えない部屋の造りとなっています。

 

 

 

 

茶室『観庭楼』には、山椒魚の画が飾られていて

庭先の二つの手水鉢の一つにも山椒魚が置かれています。

 

 

 

茶室『観庭楼』 手水鉢

 

 

 

 

何で山椒魚?

光明院と山椒魚の関係が気になって

お寺の人に聞きたかったのですが

拝観中に一度も姿を見ることは出来ず、

後で少し調べてみたのですが不明。

 

ナマズやオオサンショウウオが暴れると

地震が起きるとか言われていたし、

岡山県には、オオサンショウウオを祀る神社がある位なので

仏教と何か関係があっても不思議ではないのですが………。

 

 

 

 

 

 

高台にある茶室から波心庭を見下ろして

眺めることが出来るようなので行ってみます。

 

 

 

茶室「両行庵」

 

 

 

 

 

 

茶室「両行庵」 滝

 

 

 

茶室「両行庵」から波心庭

 

ちょいと小耳にはさんだ話ですが、

普段の波心庭は、枯山水庭園ですが、

大雨が降った時には

白砂の部分に雨水が溜まることで

池泉式回遊庭園に変化するらしい。

 

波心庭の白砂に水が溜まり

池泉式回遊庭園状態の写真を1枚発見したのですが

単に大雨でそうなってしまった状態なのか、

そうなるように造られているのかが不明。

 

 

茶室『両行庵』を離れて本堂の方へと向かいます。

 

 

 

      

 

 

 

山椒魚の襖絵

 

 

 

書院

 

書院の吉野窓は、月を表現しているそうです。

 

 

 

 

書院の上半分が摺りガラスは雲を表現。

 

 

 

 

 

 

書院 床の間

 

 

 

方丈から『波心庭』

 

波心庭の上部に見える赤い建物『夢影楼』は、

光明院の敷地の外の民家が波心庭から

見えないようにするために設置されたものです。

 

 

 

 

庭園に三組置かれている一番右側の三尊石組。

 

 

 

 

私が訪れたこの日のこの時間、

お寺の関係者の姿はどこにも見ることはなく

拝観者は、私以外にもう一人だけでした。

 

 

 

 

庭園には、静かで穏やかな時間が流れます。

 

 

 

 

光明院の庭園『波心庭』は、

私が期待した通りの庭園でした。

 

庭園の苔の部分が緑色に染まると

さらに庭園の美しい姿が現れると思われます。

 

 

 

鳥羽街道駅

 

京阪本線、鳥羽街道駅付近を夕陽が赤く染めます。

 

今回の京都名所巡りで私にとって

もう一ヶ所、絶対に外せない。外したくない。

重要な目的地がある七条駅へと向かいます。

 

 

 

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