2014年 アメリカ・フロリダ州で
ある警察署内に拘束されていた17歳の少年が
警官の体調の異変に気が付き
大声で助けを要請し警官の命を救いました。
少年は、警察から感謝状を贈られたそうです。
犯罪者と言えども
心が100%邪悪で占められている人は稀で
大抵は、善悪二つの心を持っているもので、
善良なる人と思われる心にも
悪の心が存在するのが普通です。
ある人には、
その人の嫌な面しか見えず、
その人もまた自然と嫌な面でしか接し、
別のある人には、
その人の良い面しか見えず、
その人もまた自然と良い面のみで
接したりすることがあるので
1人の人物評は、見る人によって
様々な場合があります。
誰かの自分への態度は、
その人への自分の態度の示し方を
表しているとも言われているので
自分が持つ誰かの印象は、
ある人物を正確に捉えているのではなく
自分が見たいように見ている結果であったり、
その人の複数ある一面を
自分が引き出しているにすぎないことも
多々あったりします。
とは言え、
明かに間違った認識があるようなら
事実を伝えてあげることは良いとしても
ある人がある人をどのように捉えて
どのような付き合い方をするのかについて
第三者が付き合い方を矯正することは
お節介になりかねません。
ただ本人がもっと誰かや周りと
もう少し近い関係を築きたいと思うなら
本人の何かを無理のない範囲で変えることで
相手から受ける印象や関係性に
少し変化を起こせるかも知れません。
フロリダ州の17歳の少年は、
警官を助けたことを理由に
減刑されることはないと思いますが、
服役中における警官や刑務官との関係は、
まるで違ってくると思うんですよね。
嫌な面を感じて、感じた相手から
距離を取るのも一つの方法ではありますが、
会社の上司や同僚のように
はっきりと距離を取れないような場合もあるので
相手の負の面を感じ取りながら
次第に敵対関係を大きくする可能性を
感じながら向き合うよりも
自分の何かを少し変えることで
一定の距離を保ちながらも
肯の部分を感じながら向き合えれば
それに越したことはないんですよね。