生後9か月で王位に就いた英国のヘンリー6世が
1442年に国王として初めての勅令を配布しました。
それは「乳母が折檻のために時々尻を叩くことを許す。」
と言うものでした。
『ロミオとジュリエット』や『ヴェニスの商人』等の
作品で知られるウィリアム・シェイクスピアが
ヘンリー6世の生きた時代を作品にするなど
有名なイギリスの王様だったようです。
世界史が得意な人からすると笑われるかもしれませんが、
例によって私は全くと言って良いほど詳しくありません。
最初の勅令
「乳母が折檻の為に時々お尻を叩くことを許す。」が
妙に面白くて取り上げさせてもらいました。
これ異教徒の悪魔の飲物であった珈琲に洗礼を施すことで
OKとしたのと同じように
「幼児と言えども王様に折檻は出来んよなあ。」
と考えた周りの人達が王自らが勅令を出した形にして
折檻をOKにしたと思ったのですが、
少し調べてみると1442年は、
ヘンリー6世は成人の年齢だったんですよね。
成人で折檻を認める最初の勅令、どう言うこと?
面白味はさらに増したのですが詳しく調べる気にもなれず
不思議な面白さを面白いままにすることにしました。
随分と前から、子供の心に大きな傷を残すとして
体罰が絶対的に悪だとされているようですが、
どうなんでしょうかね。
イギリスの王様も折檻を受けていた位なので
ヨーロッパに限らずあらゆる国で悪さをした子供達は、
親や学校の先生から折檻を受けていたと考えるのが自然で、
その時代に育った人と体罰禁止が叫ばれる時代に育った人と
どのような違いがあるのだろうか。
体罰は決して虐待や暴力と同じではないし
何らかの功の部分があるとは思ってはいるですが、
体罰から始まり虐待や暴力と変貌する親や先生がいるようなので
体罰も有じゃないのなんて安易に言えません。
(体罰と称しての虐待や暴力は論外)
運転技術もモラルもないまま車を手に入れて
暴走運転する人が増えてきた時の如く、
最近の体罰禁止が声高々に叫ばれているのは
ちゃんとした体罰が出来ない親や先生が増えたので
一律禁止にしようとするものかも知れません。