心の扉 神戸カウンセリング花時計

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月の土地

2022年07月07日 | 雑感・愚見

 

1953年 南米チリである弁護士が

「誰も所有権を主張しない土地には権利を申し立てられる。」

と言う同国の法律をタテにして

政府に対して月の所有権を求めました。

 

政府は、この弁護士の主張を認めて

「月は、同弁護士のもの。」

とする証明書を発行したのですが

そのおかげで弁護士は、

月の税金を取り立てられることになりました。

 

 

南米チリ政府は、上手くやましたと言う前に

そもそも月の土地の認可権を有していないチリ政府に

訴え出ることが無意味。

 

「はい。はい。それでいいです。」と

認めておいてから、税金を取り立てるって

これを捌いた人は、かなり有能な人ですね。

 

弁護士の詭弁を法廷に持ち込み

認められない!認めろ!等の法廷論争に

お付き合いするほど政府の人達も暇ではないので

月の土地の権利を獲得した弁護士自らが

月の権利を放棄するよう考えられていますよね。

 

 

これきっかけだったのかどうか分かりませんが、

1967年に宇宙条約の制定、

1979年には、月協定が制定されました。

 

このような条約や協定が有りながらも

1996年よりルナエンバシーなる会社売り出した

『月の土地』の権利日本だけでも15万人が購入し、

世界では130万人が購入しているとのことです。

 

宇宙条約や月協定の存在を知らなくても

ルナエンバシーなる会社が

月の土地の権利を販売することを

国際的に認められているはずがないので

明かにお遊びのようなものだと分かります。

 

なので世界の130万人以上の購入者の殆どは、

ルナエンバシーなる会社が発行する

何の効力も無い権利書を洒落として

楽しんでいると思われるのですが、

詐欺だと文句を言う顧客が現れた場合に

詐欺的な問題となる可能性は、どうなんでしょうね。

 

 

一昔前に大きな新聞チラシや雑誌等で

時折見かけた財布やパワースト―ンの販売手法。

 

この商品を購入してから

私の運命が大きく変わりました。

次々に宝クジの高額賞金を射止め、

女性にもモテモテになったのです。

 

「誇大広告もあそこまで誇大過ぎると

さすがに詐欺商品と言うより洒落商品だよね。」

なんて仲間内で話していたのですが、

後に被害者なる者が現れた結果、

販売元が検挙されたのには驚きました。

 

恐怖や不安をあおって

正常な思考を奪い高額な商品を売りつける

霊感商法とは違うと思うんですよね。

 

検挙を知って仲間内で

あれって宝くじに当選する。女性のモテモテ。

だけじゃ誇大の程度がゆるかったに違いないとなり、

検挙されないための追加する誇大広告について

楽しんだことがあります。

 

この財布を購入してから

なんと身長が15㎝も伸びました。

なんと英語が突然話せるようになりました。

馬券が的中し続けて怖いです。

体重も20㎏も痩せました。

行方不明だった父が帰ってきました。

宇宙人と友達になれました。

食べ物の好き嫌いが一切なくなりました。

朝起きたら一重だった目が二重になっていました。

等々。

 

騙されたと被害を訴える者がいるかいない以外に

検挙されない月の土地の権利販売

検挙された運命を変える財布の販売との違いが

どれ程の違いなのか良く分かっていないんですよね。

 

 

 

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