心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

催眠の「0と1」「1と100」

2009年06月10日 | 催眠療法
催眠には、思うように人を操る力はありません。
もし、催眠にそのような力があるとするなら、心の悩みなんて一発で解消です。
「あなたは~だ。」とか言って一発で解消です。

催眠にそんな力があったとしたら、ある意味とても危険なものになりますから、
刃物や拳銃以上に取り締まりる必要ができてきます。
催眠は国の認可や許可がないと扱えなくなったりしてね。
催眠スクールなんて全て国の管轄内でしか行えなくなって、
雑誌やTVなんかもものすごい放送規制がかかってしまい、
その認可がない人なんかは、闇で法外な料金を取って教えたりして、
ニュースで違法催眠スクール摘発なんて事件になったりして。

ビジネスや恋愛もある意味、催眠ですから、
恋愛しているものは犯罪となり、街に行き交う男女の姿が消えてしまったりして、
ビジネスで購買意欲を起こすことを行ったら犯罪になりますから、
商談が出来なくなり、コマーシャルもインターネットの闇で流すようになったりして。
何かと大変なことになります。

しかし、催眠は、本人の心の了承があってこそ何かが起きるのであって、
そうでないことは、起こすことができません。
1のものを100に出来る可能性は持っていますが、
0のものは、1にだって出来ないのです。

暗示だって、あなたは~だとか命令調で言っているのをよく耳にしますが、
本当は、その人の心に提案をしているだけです。
「あなたに~してもらいたいのですが宜しいでしょうか。」
このような意味でしかありません。
TVや催眠ショーでは、そんな言葉では絵的に面白くありませんから、
命令調で誘導者が何か大きな力を持っているように見せる効果と、
言葉に力強さを持たす効果があります。

しかし、0を1に出来なくとも1を100に出来ることは、
心理療法における催眠の大いなる可能性を示してもいます。
本人の1を見つけ、大きくすることに了承を得る。
今は、このことに全力を挙げています。
それしか、今はまだ出来ないんだよな。

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3つの視線ー私、あなた、彼ら

2009年06月09日 | 雑感・愚見
私達は、自分の人生の主役です。
ですから、自分の周りの世界、出来事について、
自分の視線で見てしまいます。

自分の視線と言うのは、自分の眼のレンズに映るものだけを言うのではなく、
自分の考えや気持ちが反映されたものを見ています。
自分の見ている世界がこの自分視線に偏り過ぎていると、
物事を広く正確に捉えることが出来なくなります。

ましてや、そんな自分に気が付いていないと、
自分が信じている一つの正当性を振りかざして周りの人と関わることになります。
それが過剰になると、その結果は、傲慢であるとか、自分勝手であるとか、
聞く耳を持たない人であるとかの称号を手にすることは出来ますが、
人との関係は上手くいくはずがありません。

あるいは、自分は必要のない人であるとか、自分は受け入れられていないとか、
自分の成し得たことは全く価値が無いとか決めつけるてしまい、
他の人が話しかけてきても、誘ってくれても、称賛してくれたとしても、
自分に対する考えや評価は変わることが無く、
多くの時間をマイナスの気持ちのまま過ごすことになります。

また、人の視線から見る事が過剰になっている人は、
自分の主張や考えを自分で押さえつけたり、感じないようにしたり、
本心とは違う人の意見や考えに同意するうちに、
次第に自分を失って自分が生きている実感をも失くしてしまうことにもなりかねません。

ですから、3つの視線の立場で物事をバランス良く眺めることが大切なのですが、
風が吹こうが、雨が降ろうが、長年の繰り返されたことで、
1つの視線に太い根を張ってしまっていると、
どうしてもバランス良く見ることができなかったりします。
常日頃、3つの視線を心がけて、少しずつでも改善に取り組んで見ましょう。

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3つの視点ーマイナス、ゼロ、プラスの距離

2009年06月08日 | 雑感・愚見
他国のものが無許可で日本国領域に侵入してくる領海、領空侵犯は、
ニュースにならないほど頻繁に発生しています。
そのために自衛隊は年間100回以上のスクランブル出動をしています。
自国防衛のための当たり前の反応なのですが頭が下がります。

個人にも、パーソナル・スペースと言われるものがあり、
あまり親しくない関係の人に、その領域を超えて入ってこられると
良い気がしないどころか、進入してきた人を攻撃してしまうこともあります。

このパーソナル・スペースをゼロとして、
自分から遠ざかるほどプラス、さらに近づくのはマイナスとします。
通りすがりの人をプラス強、知人はプラス弱、友人はゼロ、
恋人、夫婦、家族はマイナスとなります。

人との関係性において、恋人の関係であるのにプラス弱であったり、
以前は、マイナスであった夫婦が現在ではプラス強であったり、
友人であるのに、どちらか一方がプラス強と感じていたり、
マイナスと感じていたり、マイナス的な付き合いを求めていたりして、
お互いの求める距離感が一致していないと関係性がしっくりと来ません。

相手に拒否されることや攻撃されることを恐れていつまでも遠巻きにしていると、
関係性を深めたり、近づくために悪戯に時間を要することになります。
リスクを恐れないで距離を縮めて見ることも大切です。
これは、相手のパーソナル・スペースに気が付かないで、尊重することなく、
近づいていこうというのではなく、尊重しながら近づいていくと相手の反応から、
相手のスペースを察することが出来ます。

考えだけや想像だけでは実際のスペースは、なかなか分からないもので、
実際に行動し、ちょうどよい距離感を見つけたら、
しばらくは、関係を体温で温めるように時間をかけて、
その距離感で付き合っていく内に、自分のとってその人は、
それ以上距離を縮めたい人なのか、縮めたくない人なのかが
自然と分かってきます。

また、嫌いでどうしようもない、自分とは合わないと感じる人がいるならば、
攻撃をして排除する前に、嫌だと感じない距離まで
対象から離れてみるのも良い方法です。

この距離感、どうしても近づくことや、遠ざかることに抵抗を強く感じる場合には、
これもまた、心理カウンセリングで原因を探り、解決に取り組んでみることも大切です。

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3つの視点ー上位、同列、下位

2009年06月06日 | 雑感・愚見
私達は単独では生きずらい社会性動物です。
社会とは人が集まり、その人達の生活をより豊かに快適にするための仕組みとすると、
その中で生きていく時には、当然、他の人と関わることになりますが、
この社会生活を円滑にするために序列が生まれることになります。

会社では社長がトップであり、当然、新入社員は序列の下位に位置します。
まさか、新入社員が社長の考えを無視して、そんなものは関係ないと、
私がトップであると振る舞うことは無いと思います。

このような分かりやすくて収まりやすい場合は摩擦が起きにくいのですが、
会社の上司が部下に対して、その仕事以外において少しは下がった上位に位置して
関わるのは良いとしても会社の序列そのままで関わろうとすると
軋轢を生みだす可能性が出てきますし、
いくら社長であるからと言って、習い始めのダンススクールで、
ダンスの講師よりも偉そうにしては話になりません。

自分の立ち位置は、柔軟に変更することが大切なのですが、
いつも上位に位置しようとしていたりすると常に態度が傲慢であったり、
上から目線の言葉づかいで周囲の人から反感をかったり、
常に自分を自ら下位に置こうとする人は、自信無げな態度や、
はっきりとしない言葉づかいで頼りなさを感じさせたりして、
周囲の者達が同列に扱わない原因を自らが作ってしまうことになりかねません。

人との関わりにおいて、今一つ上手くいってないと感じているとするならば、
このような自分の立つ位置をチェックしてみるのも一つの方法です。
そして、状況によって少し下げてみたり、上げてみたりします。

そして、自分にそのような傾向があることを発見しても、
どうしても柔軟に変更することが難しいようなら、
心理カウンセリングでその原因を探し改善に取り組んでみることも、
十分価値があると思います。

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3つの視点ー現在、過去、未来

2009年06月05日 | 雑感・愚見
私達は、現在から未来へと向かって流れる時間の中に存在し進んでいます。
そして、私達が存在する場所は、当然、常に現在なのですが、
これは私達の身体が現在に存在するのであって心に関してはそうとは言えません。

心は自由気ままに過去、未来へと、想像の世界へと自由気ままに動き回ります。
例えば、誰かが過去にあった話をしていると、
それを受けて、その人の過去を想像し、その想像の世界へと移動し、
また、自分にもそんなことがあったなあと、自分の過去へと移動します。

愛しいあの人のもとに駆け付けるのだって、その人がアメリカにいようが、
アフリカにいようが、隣の駅にいようが移動時間は一瞬ですが、
身体はそうはいきません。

私達の心は、興味引かれるところへと簡単に移動します。
親が注意をしていなければ子供は興味引かれるところにふらふらっと行って、
遊園地や動物園などで迷子になるのとよく似ています。
私達の心が迷子になってどこにいるのか分からないことはありませんが、
興味あるところに惹きつけられてしまって、
なかなか戻ってこないという経験をしたことはあると思います。

この心の動きが楽しいことに惹きつけられているのならまだ良いのですが、
過去の後悔や未来の不安に強く惹きつけられていたりすると、
現在から心が留守がちになって、今のことに身が入らなくなったりします。

また、未来に魅入られしまい後先考えずに行動しすぎたり、
後先を見過ぎて、行動を起こせなくなってしまったり、
また、今しか見ずに行動してしまったり、行動できなかったりします。

あなたには、心がつい魅入られてしまうような時間の場所があったりしませんか。
気が付くと、そこに心が移動しているようなことはありませんか。
そして、そのことがあなたに嫌な思いをもたらしているなら、
その時、その場所以外に自分が立つことはできないか一度検討してみましょう。
バランス良く過去、現在、未来、想像の時空間に立って見て、
それぞれの景色を眺めてみることで何かを打開できるかもしれません。

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名古屋にて

2009年06月02日 | ライフ
  
名古屋 今池内科・心療内科

この度、以前から暖かい言葉を頂いていた
今池内科・心療内科の院長である小林昭彦医師を訪問させて頂きました。
東京ではよくお会いしていたのですが今池内科・心療内科を訪れたのは、
今回で確か3度目の訪問となります。

私にとって小林院長は、東京の仲山和輝氏と並び、就寝する前には毎日必ず、
名古屋と東京の方角に向かってお祈りしなければならないのではないかと思うほど、
お世話になっており、感謝しています。

小林医師は、心理療法・催眠療法においても熟練しており、
講演で全国を飛び回り、東海地方のメディアでも活躍している先生です。
とにかく冗談が好きな方で会話中には隙あらばとセンスの良い冗談が放たれます。
今回、その小林医師からのお誘いがあり名古屋まで飛んで行きました。

現在、小林医師は、一見、「えっそんなんで効果が有るの?」と思えるような、
面白い療法にも取り組まれており、私も経験させて頂いたところ、
とても興味ある体験となりました。

それは、自律神経に刺激を与えることにより自己免疫を高めるという療法なのですが、
今までにない方法で、しかも、とってもシンプルなやり方で刺激を与えます。
その結果、理屈ではなく明らかに身体の内側が反応しているのが実感で分かります。
そして、その何とも言えない心地良い感覚が長~く続くのです。不思議です。

 
休日なので誰もいません。 受付      カウンセリング・ルーム

今池内科・心療内科は、薬を処方するだけではなくカウンセリング・ルームを
設置して小林院長と臨床心理士の方で心理療法と催眠療法も行っています。

今まで一緒に旅行に出かけたりして写真を撮ったことはあるのですが、
今回のような感じでツーショット写真を撮ったのは初めてになります。
心理療法について多くの話をして、小林先生のお勧めのところで
初めての名古屋名物ひつまぶしを食べてきました。
ウナギそのものは、今まで食べたことがあるので特に感想はありませんが、
最後に食べるお茶漬けは美味しかったです。
こんなにお茶漬とウナギが合うとは思いもしませんでしたので衝撃です。

以前、東京新宿でとんかつを半分食べてから残りをお茶漬で食べるのも、
その相性の良さには驚いたのですが、なんでもお茶漬けにしてみたら、
案外いけるかも知れません。

 
今池内科・心療内科 小林昭彦院長と 名古屋名物 ひつまぶし

小林先生、ありがとうございました。

今池内科・心療内科 院長 小林昭彦

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人間万事、塞翁が馬

2009年06月01日 | 雑感・愚見
宝くじの高額当選によって人生が滅茶苦茶になったとか、
友人に誘われたまたま買った馬券がビギナーズラックで大当たり、
それをきっかけにギャンブルにのめり込んで借金まみれ。
何て話を聞いたことが有ります。

幸いと思える出来事が、のちに不幸につながることもあり、
また、その逆もありうることの例えとして、
人間万事、塞翁が馬という話があります。
これは一つの出来事の良し悪しに一喜一憂することなく、
その出来事を受け入れていくしかないというような発想です。

この話は、人生をひと括りとして見ている大きな発想ですが、
そこまで大きく括らずに、もっと小さく括って考えてみることも出来ます。

朝には、あの人の態度がちょっと変だったので嫌っているに違いないと不安になり、
昼には、ににこやかに接してくれたことで安心して、
夜には、注意されたことでやっぱり嫌われているんだと悲しくなり、

夜には、メールの返事が遅いからと、もう好きではなくなったんだと不安になり、
朝には、メールを見て、安心して、
昼には、デートの誘いのメールに返事が遅いからと不安になる。

こんな風に一喜一憂している人がいるならば、塞翁が馬の発想とは
遠く離れた1時間、いや10分、凄くなると秒単位の区切りで、
物事を捉えて判断してしまう心の癖があるのかもしれません。
もし、そうであるなら、区切りをもう少し広げてみるだけでも、
出来事が全く違った気持ちで見ることが出来るかもね。

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