心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

感情と責任

2010年10月03日 | 心理カウンセリング




自分の感情には、自分に責任があります。



自分がこんなに辛い時や、

上手くいっていない時に、

家族や周りの人が楽しくしているのを見ると、

腹が立って声を荒げてしまう。



自分がこんなに辛いのだから、

もっと気遣ってくれても良いはずだ。

だから、当然、怒って良いはずだ。



この態度には、

「自分が気持ち良く過ごすためには、

自分に責任があるのではなく、家族や周りの人に責任がある。」

と言う意味が含まれます。



自分は何をするにしても不安や恐れを強く感じて、

しり込みしてしまう。

自分は弱い、自分は何をやっても駄目な奴だ。

こんな自分を許せない。

許してしまうと本当に駄目な自分であることを、

自分で認めることになる。

それだけは受け入れられない。



だから、自分を責め続ける。強く攻め続ける。

それだけが、自分に出来ることだ。



このような姿勢でいると、

幸運が舞い降りるような偶然の何かが起きなくては、

現状を打開できません。



自分が持つ感情には、自分に責任があります。

感情は、宇宙からの光線や、

誰かの魔術によるたくらみや、

ウイルスや細菌によって起きるものではありません。

自分ではどうすることも出来ないような、

何か大きな力によって

起こされているものではありません。



自分がどのように考え、

どのように理解するかによって、

自分の持つ感情が決まります。



自分が自分でその感情を持つのか決めているのです。

自分でその感情のスイッチを押しているに過ぎません。



そして、今、どんな感情に振り回されていようとしても、

あなたは、それを変えるために必要なものを、

もう全て持っているのです。


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