心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

対戦国決定

2013年12月07日 | ライフ




ブラジルW杯の対戦国が決定しました。



抽選結果を見て、

ヨッシャ―と声を上げた人もいるかと

私もその一人です。



でも、他のグループと比べれば

まだマシと言う事で、

厳しい戦いになるのは変わりません。



FIFAランキングを見ても

一番下のコートジボワールの17位

日本は、48位ですから

30近く差があるし、



他の3チームのランキングの

合計が33となり

日本の48よりも少なくなりますから

厳しくなるのは当然かと。



でもまあ、

南アフリカW杯でもそうでしたが、

今の日本は、

サッカーはやってみなければ

分からない所があると言えるところまで

実力が上がって来ています。



実力が似かよったチームを相手にして

勝利するには気持ちが上回ること。


個の実力や実績が上回っている

チームを相手に番狂わせを起こすためには

チームとしての技術が上回ることと

相場が決まっています。



そして、素晴らしい試合で闘う

日本を見る楽しむ機会を与えてくれたチームに

感謝をしながら、

みんなで応援をしましょう。



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50年後の自分

2013年12月06日 | 罪悪感




ある女性が、3年前にお姉さんを事故で亡くなり、

それ以降、

何をしても楽しめないし、

何を食べても美味しく感じないと

相談に来られました。



話しを聞くと、

仕事の帰り、強い雨の日に

自分を迎えに来る途中で

信号無視をした車との事故で

お姉さんを亡くしたとのこと。



そして、その女性は

あの時、自分が迎えに来てと

電話をしなければ

お姉さんは死ななくて済んだと

自分を責め続けていました。



「あなたは何を変えたいですか。」

の私の問い掛けに

その方からの

「自分を責めることを止めたい。」

と言う言葉は返ってきません。



このような時、


「その責任の全てを負う必要なんかないですよ。」

とか、

「お姉さんは、あなたを責めていると思いますか。」

とか、

「あなたを責める様な人は誰一人としていないでしょう。」

とか、

「本当に責められるべき人は、信号無視をした人じゃないですか。」


と言った具合に

その女性が悪くないと説得しようとしても

まず失敗することになるはずです。



なぜなら、そんな言葉は3年の間に

女性を大切に思い心配している

友人、知人、同僚、両親等から

数多く聞かされてきたはずなのです。



それなのに、事故から3年たった今も

自分を責める気持ちを止めることが

出来ないでいます。



女性を大切に思っている人達の

真に愛情がこもった言葉でも

女性の心に届いていないのですから

カウンセラーが同じような言葉を使っても

届く訳がありません。



「私は、あなたが悪くないとか、悪いとかの

事の善悪について何か言うつもりはありません。


自分をそのように責め続けているのは

まだ、まだ自分を責め足りないと感じているのだと思います。

だから、自分の気持ちが納得するまで

責め続けるしかないのでしょう。



ただ、私が気になるのは、

3年もの間、責め続けても

自分の気持ちが納得していないのですから、

この先、何年責め続けると気持ちが納得しそうなのかを

確かめておきましょう。」



催眠導入後、

一年後の自分を知ることが出来ます。

5年後の自分を知ることが出来ます。

10年後の自分を知ることが出来ます。



すると、女性は50年後も

結婚もせず、何かを楽しむことも禁止し、

自分を責め続けている自分を発見します。



「あなたの気持ちは、これから50年以上、

自分を責め続ける人生を送ると決めているようです。


それも一つの生き方だと思います。


そして、30年で終わらせることも

10年で終わらせることも

5年で終わらせることも

そして、

今日、明日に終わらせることも

一つの生き方です。


どのような生き方を選ぶのかを

あなたが自分で決めることが出来るのです。」



このセッションで女性は

50年先もまだ自分を責めている自分に気がついて

とても怖くなったそうです。

そして、

女性は、以前のように自分を責めることが無くなりました。



人によっては、

このようなアプローチだけで終わらずに、

自分が存在し続けるために

自分を責める方法を取らざる得なくする

心のパターンの修正に取り組む必要があります。



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別の痛みで

2013年12月03日 | 罪悪感




私達は、ある感情を押さえ込もうとして

別の感情を使うことがあります。



誰かを怒らせてしまった。

誰かを悲しまさせてしまった。

誰かの期待に応えることが出来なかった。



と感じた時に、

心の中で強い罪悪感が湧きあがり、

自分を強く責めてしまう人がいます。



また、誰かに対しての反応だけではなく、


優しくすることが出来なかった。

余計な事を言ってしまったのでは。

仕事で思うような成果を出せなかった。

子供の成績があまり良くない。

夫の仕事での苦しみを気付いてあげれなかった。


と言うような

自分の行動や態度が

褒められないものだと感じた場合にも

罪悪感を持ち強く自分を責めてしまいます。



自分の身の回りに起きる全ての出来事の

責任は自分にあると信じているかのように

自分の行いに正しさを求め、

間違わないように注意を払います。



別の良い方をすると

自分のやり方次第で、

自分の身の回りに起きる出来事を

コントロールすることが出来るはずだと

言っていることにもなります。



当然のことながら

自分の身の回りの世界を

常に波一つ立たないように

自分が完全にコントロール出来るはずがありません。



しかし、周りの人が

「何故そんなことで。」と理解に苦しむほどのことであっても

自分を強く責めることで落ち込み、


周りの人が「もういい加減にしろ!」と怒ってしまうほど

度々と繰り返してしまいます。



本人もどこかで過剰であることを

分かっていたりするのですが

そのような気持ちを止めることが出来ません。



このような罪悪感を強く持ち

自分を強く責めてしまう傾向にある人は、

自分の独立や主張を数多く、

繰り返し拒絶された幼少期の経験を

持っていることが多くあります。



つまり、自分が出来事をコントロール出来ると

信じているのではなく

コントロールしなければならないと

信じているのです。



「何でそんな勝手なことをするの(言うの)。」


「どうしてお母さん(お父さん)を

悲しまさせるようなことをするの(怒らせるの)。」


「そんなことをするのなら(言うのなら)

お母さん(お父さん)はもう知りません。」


「私の子なら、そんなことはしないよね(言わないよね。)」



このような強い調子の言葉や態度を

繰り返し向けられることで

子供は、自主性を持つ事は、

いけないことであり恐ろしいことであり、

周りの人の気持ちの責任までも持つ事を

心に刻み込んでしまいます。



同時に

自分の心の自由を押さえつけられたことへの

怒りを持つことになりますが、

この怒りの感情を自由に感じることは

拒絶、見放される危険に繋がる非常に

危険なことになります。



その非常に危険なものを回避するために、

酷いのは自分なんだと思うことで

怒りを消したり、弱めたりする方法を選択します。



また、養育者が発する気持ち以上に

自分が悪いんだと思い込み

その態度や気持ちを表すことで

養育者から拒絶されたり見放されたりすることを

防止しようとする意味合いも含まれることがあります。



そして、

それによって許され認められたと

信じるに値する経験を持つ事で

そのパターンは非常に有効な方法であると

心に深く学び取ります。



その学び取ったものが

絶対的な規範として心に君臨し続けると、

成長するに連れて強く大きくなる

独立、自主性を求める衝動と、

激しくぶつかり、

苦しみや辛さが強くなります。



そして、苦しみや辛さを消そうとして、

また、養育者に対する怒りの気持ちを消そうとして、

自分を罰する気持ちもまた強くなります。



このような問題を解決するためには

拒絶や見放される事への恐れや

自分が負う責任の範囲についての検討等をし、

それまでの不適応なパターンの修正をする必要があります。



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