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日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

サプリメントより・・・-サプリメントと食事-

2005-08-26 18:41:42 | ライフスタイル
毎日新聞のWEB版にコエンザイムQ10:摂取量の上限設定を検討-食品安全委-という記事が、掲載されている。
「コエンザイムQ10」というのは、昨年あたりから話題になっている「若返り効果がある物質」である。
ドラッグストアーなどに行くと、サプリメント以外にも化粧品などでも「コエンザイムQ10」を謳っているモノが、目を引く。

ここ10数年前から、サプリメントそのものが、私たちの生活に欠かせないようになってきている。
それも、ある種のブーム?があって、最初はビタミンCなどのビタミンだった。
それから、「イライラなどに効果がある」ということで話題になったり、「骨粗しょう症」予防のためということで、カルシュウム。
長い間、このビタミンとカルシュウムが、人気サプリメントの双璧だった。
その次が、食物繊維飲料やミネラル全般を含むスポーツ飲料。
それが特にここ3、4年、聞き慣れない物質がテレビの健康番組で紹介されて、その度に次々と発売されて人気を呼んでいる。

その為か?ファーストフードを食べながら、サプリメントを飲んでいる人たちも増えてきているようだ。
カゴメの調査でも、ごくわずかだが「子供の野菜や魚嫌い」を栄養素的にカバーするため「DHA」等を利用している親御さんもいる。
「サプリメントを飲んでいるから、栄養は大丈夫」と言わんばかりに、食後に数種類のサプリメントを飲んでいるOLやサラリーマンもいるという。

確かに、日ごろの食事でなかなか栄養摂取し難い物質は、サプリメントを上手に使って、補給することも大切だろう。
実際、重度の貧血持ちの私は、「鉄剤」を必要に応じて飲んでいる。
ただ、昨今の「各種ポリフェノールブーム」や話題の栄養物質ブームは、今の日本の食に対する貧しさというものを感じるのだ。
「健康でいたい」というのは、誰もが思い願うことだが、「食べる」という行為そのものもに含まれている様々な要素=食事の楽しさや食べ物の美味しさということも、忘れないことも大切な気がする。

サプリメントは手軽に摂取できるからこそ、このような危険が含まれていることも、利用する私たちは、忘れてはいけないのではないだろうか?