hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

地方のお葬式

2006年05月15日 | その他
お葬式というものは、我々庶民の代表的伝統行事なので、各地方でそれぞれのやり方があるのだろう。地方、といっても富士吉田での仏式のお葬式に出席したが、東京近郊しか知らない私は戸惑うところがあった。

この地方は、昔はそれぞれの家でお葬式をしたが、最近では斎場で行うのが普通になったそうです。

出なかったのでお通夜の詳細不明ですが、ここでは通夜までに火葬を済ませてしまいます。東京では、告別式後に出棺して火葬となりますが、これが全国共通だと思っていました。

告別式で、まず驚いたのは、香典は、置いてある紙に住所、氏名、金額を書いて、お金を袋に入れずそのままむき出しで受付に出すことでした。金額が多くても、少なくても、なんだかはずかしい気がします。香典袋から出してお金をまとめるのも、お金を入れ忘れる人がいたりして、結構大変な手間なので、この方法は合理的と言えば合理的だと思いますが。受付は誰かが「組み」と言っていたので、近所の人が引き受ける慣わしなのでしょう。

祭壇の前に並ぶ親戚用椅子席の後ろの方に私の連れ合いが座ったので、その隣に座りました。何かおかしいなと、周囲をキョロキョロしていると、周りは女性ばかりです。隣の人に、「あれ、男は向こう側ですか?」と聞くと、遠慮がちに、「普通はそうですが」と言われてしましました。私はあくまで、普通ですので、あわてて反対側に並びました。祭壇の左側に女性、右側が男性と決まっているようです。

亡くなった人の連れ合いは家にいて、式には出席しない慣わしだそうです。「あれ、あれ」と思いましたが、考えてみれば、これも気遣いで良いかなとも思えます。

お坊様の読経中は焼香せずに終わった後で、親戚が焼香し、次に一般の方の焼香を受けます。喪主のご挨拶の後、初七日の法要となり、同じ場所で親戚が焼香します。
2階で精進落としがあり、簡単なご挨拶と食事となります。 一段落して解散になり、親しい人々だけがお寺に納骨へ向かいます。
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