去る3月19日に女流名人戦予選決勝・甲斐智美女流王位・倉敷藤花と伊藤沙恵女流初段の一戦が行われ、甲斐女流二冠が勝ち、リーグ入り5人が決定した。
当ブログでは、1月4日に予選の全勝敗予想を行ったので、きょうはその答え合わせをする。なお、予想と結果をすべて書くのは煩雑になるので、リーグ入りの女流棋士のみ照らしてみる(左が予想、右が結果)。
1枠
村田智穂女流二段→船戸陽子女流二段
1枠は船戸女流二段の活躍がすべて。私は2回戦で敗退と予想したから、以後の予想がガタガタになった。船戸女流二段はゴチャゴチャした戦いになると強く、予選ではそれがいかんなく発揮されたのだろう。
2枠
矢内理絵子女流五段→正解
矢内女流五段のリーグ入りは順当だが、反対の山から竹部さゆり女流三段が出てくるとは思わなかった。考えてみれば、竹部女流三段は元奨励会。さすがに鍛えが入っているのである。
3枠
本田小百合女流三段→渡部愛女流初段
渡部女流初段がリーグ入りしたが、三枚堂達也四段との将棋を見れば、それも当然といえる。いまの渡部女流初段に求めるものはタイトル戦への登場だし、その可能性は限りなく高い。
4枠
上田初美女流三段→正解
マイナビ女子オープン挑戦の余勢を駆って、女流名人戦でもリーグ入り。当然、有力な挑戦者候補だ。
5枠
伊藤沙恵女流初段→甲斐智美女流二冠
甲斐女流二冠がリーグ入りしたが、この結果ももちろんある。要するに伊藤女流初段との二択だったわけで、当たるも当たらぬも運次第だった。
1回戦の予想は「4勝6敗」。2枠の●蛸島彰子女流五段-○野田澤彩乃女流1級戦、●上川香織女流初段-○竹俣紅女流2級戦を外したが、どちらか1局でもLPSA勢が勝っていれば、中倉彰子女流初段が引退することはなかった。
2回戦の予想は、「10勝10敗」。勝ち上がり者を当てても、対戦相手が違う場合があるから、どうしても正答率は低くなる。
3回戦の予想は「4勝6敗」。対戦相手の予想がかなり変わってくる中で、4つ当てたのは上出来だった。
決勝戦は上記のとおり2者を当てたが、どちらも対戦相手は間違えていた。これでは正解にはならない。
以上、トータルで「18勝27敗」。正解率4割は厳しい結果となったが、意外に当たったように思える。
では、リーグ10名の勇者を記してみよう。
1位 清水市代女流六段
2位 香川愛生女流王将
3位 中村真梨花女流二段
4位 伊奈川愛菓女流初段
4位 室谷由紀女流初段
6位 甲斐智美女流二冠
6位 矢内理絵子女流五段
6位 上田初美女流三段
6位 船戸陽子女流二段
6位 渡部愛女流初段
熟女から若手まで、バラエティに富んでいる。
挑戦者争いを予想すると、中村女流二段、甲斐女流二冠、上田女流三段の三つ巴になると思う。この3人はちょっと、ほかのメンバーには負けない感じである。渡部女流初段もメキメキと実力を付けているが、今回はちょっと足りないと思う。
もっとも私の予想なんて当たらないから、ほかの女流棋士だって十分挑戦の可能性がある。女流名人リーグに名を連ねられるのは、誇るべきこと。皆さま、悔いのない戦いをしてください。
当ブログでは、1月4日に予選の全勝敗予想を行ったので、きょうはその答え合わせをする。なお、予想と結果をすべて書くのは煩雑になるので、リーグ入りの女流棋士のみ照らしてみる(左が予想、右が結果)。
1枠
村田智穂女流二段→船戸陽子女流二段
1枠は船戸女流二段の活躍がすべて。私は2回戦で敗退と予想したから、以後の予想がガタガタになった。船戸女流二段はゴチャゴチャした戦いになると強く、予選ではそれがいかんなく発揮されたのだろう。
2枠
矢内理絵子女流五段→正解
矢内女流五段のリーグ入りは順当だが、反対の山から竹部さゆり女流三段が出てくるとは思わなかった。考えてみれば、竹部女流三段は元奨励会。さすがに鍛えが入っているのである。
3枠
本田小百合女流三段→渡部愛女流初段
渡部女流初段がリーグ入りしたが、三枚堂達也四段との将棋を見れば、それも当然といえる。いまの渡部女流初段に求めるものはタイトル戦への登場だし、その可能性は限りなく高い。
4枠
上田初美女流三段→正解
マイナビ女子オープン挑戦の余勢を駆って、女流名人戦でもリーグ入り。当然、有力な挑戦者候補だ。
5枠
伊藤沙恵女流初段→甲斐智美女流二冠
甲斐女流二冠がリーグ入りしたが、この結果ももちろんある。要するに伊藤女流初段との二択だったわけで、当たるも当たらぬも運次第だった。
1回戦の予想は「4勝6敗」。2枠の●蛸島彰子女流五段-○野田澤彩乃女流1級戦、●上川香織女流初段-○竹俣紅女流2級戦を外したが、どちらか1局でもLPSA勢が勝っていれば、中倉彰子女流初段が引退することはなかった。
2回戦の予想は、「10勝10敗」。勝ち上がり者を当てても、対戦相手が違う場合があるから、どうしても正答率は低くなる。
3回戦の予想は「4勝6敗」。対戦相手の予想がかなり変わってくる中で、4つ当てたのは上出来だった。
決勝戦は上記のとおり2者を当てたが、どちらも対戦相手は間違えていた。これでは正解にはならない。
以上、トータルで「18勝27敗」。正解率4割は厳しい結果となったが、意外に当たったように思える。
では、リーグ10名の勇者を記してみよう。
1位 清水市代女流六段
2位 香川愛生女流王将
3位 中村真梨花女流二段
4位 伊奈川愛菓女流初段
4位 室谷由紀女流初段
6位 甲斐智美女流二冠
6位 矢内理絵子女流五段
6位 上田初美女流三段
6位 船戸陽子女流二段
6位 渡部愛女流初段
熟女から若手まで、バラエティに富んでいる。
挑戦者争いを予想すると、中村女流二段、甲斐女流二冠、上田女流三段の三つ巴になると思う。この3人はちょっと、ほかのメンバーには負けない感じである。渡部女流初段もメキメキと実力を付けているが、今回はちょっと足りないと思う。
もっとも私の予想なんて当たらないから、ほかの女流棋士だって十分挑戦の可能性がある。女流名人リーグに名を連ねられるのは、誇るべきこと。皆さま、悔いのない戦いをしてください。